Program homepage:dramasp_20070326
月曜ゴールデンSP『浅見光彦シリーズ23 藍色回廊殺人事件』
2007年3月26日 月曜日よる9:00から
▼出演者
沢村一樹
加藤治子、村井国夫、遠野凪子、今村恵子、大浦龍宇一、鹿内孝、五代高之、石塚義之(アリtoキリギリス)
若林豪
▼スタッフ
製作:テレパック、TBS
原作:内田康夫
『藍色回廊殺人事件』(光文社文庫刊)
プロデューサー:矢口久雄、山後勝英
脚本:石原武龍、小澤俊介
演出:佐々木章光
▼みどころ
浅見光彦の推理と姉妹の哀しいラブストーリーが交差する!!
吉野川の雄大な流れを抱く四国・徳島を舞台に描くサスペンス
内田康夫サスペンスは歴史的にゆかりのある伝説をモチーフにした作品が多いが、ラブストーリーも秀逸で『藍色回廊殺人事件』もその中のひとつだ。社会派の作品でありながら、その根底には姉妹の哀しいラブストーリーがある。
今回は特に、愛するゆえに犯してしまった殺人を描く。いつものような壮大なサスペンスとは一線を画し、切ないラブストーリーに挑戦する浅見光彦(沢村一樹)が描かれている。
舞台は四国の徳島。雄大な吉野川を背景に、頑固一徹に藍染めを守り抜く職人・今尾(若林豪)と、愛を貫き通そうとする妹・今尾芙美(遠野凪子)、そして愛を貫けなかった姉の大谷焼き職人・今尾賀絵(今村恵子)、愛するゆえに地位を捨てようとした男・原沢聡(大浦龍宇一)。四者四様、不器用ながら必死に生きようとする人たちに名探偵・浅見光彦が人としてどう関わっていくのかが見どころだ。
ルポライター・浅見光彦(沢村一樹)は、四国八十八ヶ寺の取材のために徳島へ来ていた。ある日、五番札所の「地蔵寺」で大谷焼きの職人をしている今尾賀絵と名乗る女性と出会う。しかし翌日、その工房を訪ねた光彦を出迎えたのは見知らぬ女性だった。
彼女は今尾賀絵(今村恵子)だと名乗り、光彦は驚いて地蔵寺で撮った写真を見せた。「妹の芙美(遠野凪子)です」と賀絵は答え「バカな子」……
と付け加えた。
芙美は脇町で藍染めをしているという。光彦が賀絵に連れられて脇町を訪ねると、町並みにそぐわない喪服の女・市来さゆり(魏涼子)と出会う。10年前の今日、婚約者・棟方崇(高杉勇次)とさゆりの友人の飛内栞(栗山かほり)を車の転落事件で亡くしたのだが、犯人は未だに見つかっていないという。光彦が今尾家に到着すると、「帰れ!」という怒鳴り声が聞こえてきた。声の主、今尾武治(若林豪)に追いたてられるように出てきたのは原沢聡(大浦龍宇一)。彼は吉野川改修工事を進めようとしている徳南建設の人間だった。その日は反対派のリーダーである今尾の説得に来ていた。しかし、人間国宝級ともいえる頑固な藍染職人の今尾は、首を縦には振らなかった。吉野川改修工事と転落事件の話に興味を持った光彦は、芙美に連れられて祖谷渓の断崖絶壁へと向う。そこには手を合わせる市来さゆりと新聞記者の四宮健一(五代高之)、そして棟方と同僚だった原沢の姿があった。転落した車の天井に口紅で「殺される」というダイイングメッセージが残されていたと聞いた光彦は、事件の解明を芙美に約束してしまう。二人が殺されたのは10年前、吉野川改修工事がはじまったのも10年前、棟方は改修工事推進派の人間。もしかすると二人は改修工事反対派の人間に殺されたのではないか?
光彦は四宮健一と共に調査へ乗り出し、棟方の遺品から改修工事の謀議を録音したテープを発見する。この会話に登場する人物は何者なのか?光彦は原沢を訪ね、事件の鍵となるテープをあえて渡すのだが、原沢は翌日、徳南建設所有の別荘で変死体となって発見される。いよいよ光彦が捜査事件の核心に迫ると……
そこには、恋に生きた女性の哀しい物語が潜んでいた。