2005年新春パーティー井上社長あいさつ


1月4日(火)午後3時から、放送センターBスタジオにおいて恒例の「2005年新春パーティー」が行われ、井上社長が新年のあいさつを述べました。

2005年1月6日
TBS総務局広報部

◇井上社長挨拶
皆様、明けましておめでとうございます。

 今のような変化の時代に我々は変化を怖れず、真摯な精神で立ち向かっていかなければならない。これが我々の今年の、そしてこれから数年の間の、最大の問題だ。
 大相撲でガップリ組んでしまったら、最後は体力差で負けてしまう。我々のようなあまり体力のない企業は動きの中から活路を見出していかなければならない。幸い、今は動きの早い時代で、是非この動きを利用して次の時代へ向けてがんばっていきたい。

 昨年、秋、TBSテレビという新会社を発足させた。その前は、TBS R&Cと制作3分社に分社していたが、TBS R&Cはがんばって、20期連続の聴取率トップをとり、ラジオ全体が厳しい中で営業成績も着実に上向いている。
 しかし、テレビは、かつてはドラマのTBS、かつては報道のTBSと、かつて、という表現を使われることが多くなった。大変、くやしい思いをしている。こうしたことを打破していかなければならない。これが今年の最大のテーマだ。
従って今年は、何と言っても番組の強化、特にテレビ番組の強化を第一のテーマとして考えている。
 このテレビ分社を通じた新たな社員のリクルートも従来よりやや順調に進んでいると考えている。来年は久方ぶりにテレビ、ラジオを併せて48人の新入社員を採用する。少しずつ新しい血を増やすことで今の時代に対応していきたいと考えている。

 年金問題については、新しい年金制度ということで現在、加入者の皆さんには、最終的な詰めをお願いしている。受給者の皆さんには、年金の約60%を分配金としてお支払いし、残りの約40%を閉鎖年金でお願いしている。年末には新たなご提案をさせていただきご理解をお願いしている。明日のTBS
発展の為に、一つ、ご理解とご支援をいただきたい。

 番組を強くして企業価値を高める。そして企業の総資産価値を増やす。これが最大の防御策だ。この企業を発展させていくためにどうしたらいいか。やはり、おもしろいこと、話題になること、評判がいいことを放送する。
そして報道であれば、早くて、正確で、問題提起をすることだ。今までやってきたことと根本的な違いはない。しかし、根本的に違わないことをいかに人々に見せていくか、そこに創造的なクリエイティビリティが必要だ。

 今年は、よい企画だけどお金がないといわないで、よい企画だったらお金を出していこうと思っている。
今年の最大のテーマは、TBSがもう一度独特のカラー、TBSという会社の企業イメージをアップすることだと思っている。そのために全力を尽くすのでみなさんのご支援ご指導をいただきたい。

 横浜ベイスターズは、番組の元になる会社だ。いままでのTBSの関連会社の中で唯一性格が違う。企業の存在価値が違うだけに、企業の広告塔の一つとしてどううまく使っていくかが大事だと思っている。
 我々は、球団のほかに、強力な媒体であるラジオ、テレビ、それからBS、CSといった放送メディアまで持っている。これをベイスターズとどのように利用していくかが今年のもう一つのテーマだと思っている。
 野球そのものは、だまっていてもお客さんが来るという時代から、一つの転換点に来ていると思う。
今年は横浜ベイスターズにもTBSと同様にがんばってもらって、特にお客さんをいっぱい集めて欲しい。
そして、華のある人気のある企業なので、我々にとって誇りになる球団になって欲しい。

以上