社長定例記者会見


9月24日(水)、TBS役員大会議において、井上社長の定例記者会見がおこなわれましたので、その概要を広報いたします。

2003年9月24日
TBS総務局広報部

<視聴率の動向について>

7月〜9月は水曜・木曜のドラマ3企画が不振で厳しかった。こうした中、昼帯ドラマ 「大好き!五つ子5」「キッズウォー5」が好調であった。

情報系では「ウォッチ」「はなまるマーケット」に、もう少し頑張って欲しい。

全体的には各局とも混戦になって来たので、今後に期待したい。



<10月改編について>

土曜日は、19時「バク天!」(爆笑問題が進行役の実体験型お笑いバラエティ)20時 「探検!ホムンクルス〜脳と体のミステリー」(家族向け、知的エンタテインメン ト)、水曜日は20時「ゴールデンマッスル」(スポーツバラエティ)などをスタート させる。

レギュラードラマ枠に加え、9月28日(日)「さとうきび畑の唄」、石井ふく子P「初 蕾」、知的エンタテインメント系「古代ローマスペシャル」「生命スペシャル 第4 弾」など、大型企画を立てている。

7月〜9月の不振を挽回して、お釣りが来るように頑張って欲しい。



<世界陸上・パリ大会の総括>

今回で4回目だが、陸上競技の面白さを分かって頂き、従来にも増して良い成果を上 げたと思う。マラソン中継などは、日本人選手の活躍はもちろんのこと、パリの風景 も楽しんでいただき、高視聴率に繋がったと思う。

これを機会に、日本の陸上競技がもっと活性化していけばいいし、我々が少しでもそ のお役に立てればと思う。



<営業成績について>

スポットは、7月が良くなかったが8月・9月はまあまあであった。7月の前年マイナス が大きく、7月〜9月トータルでも前年割れになりそうだ。

問題は10月以降だが、7月〜9月の視聴率不振がタイムに影響して、大体売り切れてい るがカロリー的な問題はあると思っている。



<地上デジタルについて>

12月1日からいよいよ東名阪地区で地上波デジタルが始まる。TBSではドラマを中心に HD放送を行う。データ放送は、当面、お天気・ニュースを中心に24時間・番組非連動 型で考えている。

また、12月1日、11時の開局に合わせ、特別番組を放送する。この特番はTBSが代表し て制作し、在京各局が放送する。

地上波デジタルの広報活動も、ニュース・情報系番組などでその魅力を積極的に紹介 していく。また、TBS、MBS、CBC三社共同で「地上デジタル周知広報特別番組」を放 送する準備も進めている。



<配信センター構想について>

TBSでは、JNN各社に対し、デジタル化に向けた経営判断をしていただく為に「番組配 信センター構想」を提案した。

各局の売上が少ない中、JNN系列がデジタル投資を軽減出来るようにと研究した。各 社に検討をお願いしている段階で、この秋にはめどがでると思う。





以上