人物詳細

河村 恭之助 玉森裕太

歌舞伎の名門・木嶋屋の御曹司で、杏星学園高等学校に通う高校3年生。
顔よし姿よし家柄よしで、集客力も人気も当代抜群の歌舞伎役者だが、唯一の難点は「やる気がないこと」。歌舞伎に対する思いが冷めてしまって、稽古もさぼり、舞台にも手を抜いてしまう毎日。でも一方、そんな自分の現状にどこかで寂しさを感じている。
幼い頃から師匠でもある父親・世左衛門に認めてもらおうと頑張ってきたが、どれだけ努力しても、かけられる言葉は「もっと精進するように」。さらに、世左衛門は恭之助の母親が亡くなった時も歌舞伎を優先して臨終に立ち会おうとしなかった。そのことは、今でも恭之助の中でしこりとなって残っている。そんな過去も影響してつい父に反発してしまう。そんな時、純粋に歌舞伎を愛する千葉あやめと出会い、徐々に歌舞伎に対しても前向きになっていく。実は恋愛では奥手だったが、やがて一途にあやめを愛するようになる。人前では「俺の誘いを断る女がいるわけない」という俺様タイプだが、一人の時は意外と小心者。

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