数字で見る乳がん

日本人の乳がん発症率は、年々増加傾向にあります。

18人に1人

日本人女性の乳がん罹患率(りかんりつ)は 今や18人に1人と年々増加傾向にあります。
<参考>アメリカでは8人に1人。国際的にも乳がんは増加傾向にあります。

「がんの統計'09〜累積がん罹患・死亡リスク」財団法人がん研究振興財団

5万人超

日本人で1年間に新たに乳がんと診断された人の数は、2004年から5万人を超えています。その数はこの10年の間に、1995年で31,174人が2005年には50,695人と、およそ2万人も増加しています。

「地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年〜2005年)」
国立がんセンター がん対策情報センター

男性も乳がんになりますが、まれです。全体の0.4%

「全国乳がん患者登録調査報告書2007年次」日本乳癌学会

11,797人

2008年に、乳がんで死亡した人の数は11,797人

人口動態統計によるがん死亡データ(1958年〜2008年)

「人口動態統計によるがん死亡データ(1958年〜2008年)」
国立がんセンター がん対策情報センター

第1位

女性がかかりやすいがん第1位。乳がんは30代から急増し、40〜50歳代の女性に特に多くみられます。その後ゆるやかに減少しつつも80代まで高い確率で推移していきます。
乳がんになるのは20代からで、35歳までに発症した乳がんを「若年性乳がん」といい区別しています。

部位別がん罹患率

日本は乳がん検診後進国

「OECDヘルスデータ2010年版」(survey/prog.data:各最新年)によれば、マンモグラフィによる乳がん検診受診率は、オランダ88.3%、イギリス74.1%、イタリア71%、イスラエル69.5%、ニュージーランド66.9%、韓国61.2%、アメリカ60.6%であるのに対し、日本の受診率は23.8%と、非常に低い水準です。
また、厚生労働省によれば、視触診、マンモグラフィ検診、エコー(超音波)検診を含めた、乳がん検診受診率は、40歳以上全般で徐々に増えてはいるものの、まだまだ20%程度にとどまっていますし、いずれも日本が乳がん検診後進国であることがわかります。

95%→58%→25%

乳がんの早期発見、治療は、命を守ることにつながります。10年生存率では、<0期>で95%、<IIIa期>で58%、<IV期>で25%となっています。

乳がんの10年生存率

Tis 乳管内にとどまるがん。非浸潤がん(超早期)
O期 しこりや画像診断での異常な影を認めないもの
I期 2cm以下のしこりで、リンパ節への転移がないと思われるもの
II期 2cmを超える5cm以下のしこりがある、もしくはリンパ節への転移が疑われるもの
IIIa期 しこりが5cmを超えるもの
IIIb期 しこりが皮膚などに及んでいるもの
IV期 しこりの大きさを問わず他の臓器に転移が見られるもの

2年に1回

厚生労働省では2004年から、40歳以上は2年に1回の乳がん検診を推奨しています。ただし、しこりを感じるなどの症状があったら速やかに乳腺外科などの専門医を受診してください。

(2010年10月1日現在のデータに基づく)