橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」
木曜日夜9時

渡鬼なんでもベスト3

 
第13回 藤岡琢也の「最近凝っていることベスト3」
1位ジャズ2位岸ミツアキ3位高峰秀子さんの随筆

 「元々ジャズが好きで、出来ることならジャズ・ミュージシャンになりたかったんです。今でも楽器がバリバリ弾けるようになれたら、すぐ役者をやめてそっちに行きたいくらいなんです(笑)」というくらい、熱烈な音楽ファンでもある藤岡さん。

 2位の岸ミツアキさんは、いま藤岡さんが最も注目しているジャズ・ピアニストだそうです。「岸ミツアキというピアニストは、ピアノトリオという編成…普通、ピアノトリオというと、ピアノ、ベース、ドラムという編成なんですが、彼は大体、ドラムの代わりにギターを入れるという変則的なトリオを組んでいるんです。それが、非常にスウィング感に溢れていていいんです。ジャズというと非常にやかましい音楽だというイメージがあるかもしれませんが、彼らはそれとはまるでかけ離れていて、センスも良いし、心が癒される音楽をやっているんです。今、月に1回東京のジャズ・クラブでライブがあるんで、それには欠かさず行っているんですよ」と藤岡さん。音楽ファンというのは、それを突き詰めていくと、入り口がどうであれ、ジャズかクラシックに行き着く人が多いですよね、と言うと、「やっぱり原型なんでしょうね。僕は、ジャズは4ビートが一番大事なものだと思っているんです。ドラムでも、8ビートは叩けても4ビートが叩けない人がいるんですけど、それはおかしい。4ビートが出来てから8ビートに行くべきなんです」と、持論を話してくれました。

 そしてもうひとつは、高峰秀子さんの随筆。「女房と一緒に読み始めたんです。高峰さんの随筆は20数冊あるんですが、そのうちの20冊ほど手に入れたので、残りは神田の古本店街を回って探さなきゃと思っているんです。高峰さんは役者としても大先輩ですけど、文才の方も凄い方なんですよね。読んでいて楽しいし、勉強にもなります。でも「渡る世間は鬼ばかり」の撮影中は、セリフが大体頭に入ったな、と思ったら読み始めるんですけど、時々フッとセリフが頭に浮かんで、『あそこの言い回しどうだかな?』とまた台本に戻ったりするんです。その時は、高峰さんの本にはお休み頂いて…だから、割と忙しいんですよ」と藤岡さん。

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