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パート4の時、収録を終えてアメリカに行ってたんですけど、ドラマを見た人の評判を知りたくてあるHPを見たら、それこそボロクソに書かれていて、それ以来見なくなったんです。
シリーズ化されたドラマという意味では、私がやっていた「ふぞろいの林檎たち」もそうですが、同じラーメン屋でもまったく違うキャラクターですよね。多分この聖子役は、20代のころには出来なかった役だと思うんです。今まで私は、"いい人"を演じることが多かったんですけど、やっぱりいい人の中にも"毒"はあると思うし、すごくマンガチックに、白と黒という風に決めてしまうのではなくて、そういうグラデーションを肯定しないと出来ないんですよね。見る人によっては、ただの意地悪な役にしか見えないかもしれないけど、聖子はどうして人を威嚇してしまうのか、どうしてずる賢く行動するのか、というと、彼女はそうやって生きるしかなかったからだと思うんです。ただ、橋田先生の脚本は、それを言葉でぶつけていかなくちゃいけない残酷さがあって(笑)、どうしてそういうことを言うのか、という部分は、セリフ以外のところで埋めていかなければならないんですよね。
「渡る〜」の演出家さんは、最初の「ふぞろい〜」の時の方なんですけど、「唱子ちゃんにないものを出さないといけない。聖子は、生きていくためにみんなと違う道を歩いてきた。そういう図太さなんだ。だから、みんなの上手(うわて)をいきなさい」と言われたんです。聖子は、孤独感が強くて、家族の中に入った時に、すごく動物的に自分の居場所を探すんだと思うんです。本当は、加津ちゃんのことが恐いんですよね。実は似たような存在だから。加津ちゃんの鋭さが恐いから、威嚇してしまう。リハーサルの時にも「聖子ちゃん、ヒドイ」ってよく言われるんですけど、「徹底してやらなきゃ。藤山直美さんも徹底してやって人気があがったんだから」って泉ピン子さんによく励まされるんです。あれだけいい役をやっても、それすら忘れて攻撃される、というのは、それだけ役が前に出ていることでもあると思うんです。聖子役を演じるのは悩みますし、勇気がいることですけど、これからも違和感のある存在でいたいと思います。
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