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「渡る世間は鬼ばかり」がスタートしてから、ことしで10年が経ちました。 これが始まった時は、まさか10年も続くとは夢にも思ってなかったんです。パート2が始まるってんで、「えーっ!?」って言ったものです。この10年で、私が演じている大吉にも、いろいなことがありました。最初はサラリーマンで、娘たちの心配ばっかりしていたんですけど、それが料理に興味を持って、「おたふく」っていう小料理屋さんで修行を始めて腕を磨いて、国家試験を受けて念願の料理人になって、ついに自分の店をかまえるようになったわけで…。
大吉という男は、自分が演じていて言うのも何ですが、いまの子どもたちが、本能的に持っている甘えたい、叱られたい、という親に対する理想像なのかもしれない、と思っているんです。その証拠に、最近やたらと若い人にモテるんですよ。女の子、男の子問わずに、「一緒に写真撮って下さい」とか「握手して下さい」と、中学生から高校生、大学生まで、たくさんの若い人たちに声をかけられるんです。嬉しいものですよね。私も、自分でやっていて、大吉という男には愛着も感じていますし、こういう親父でありたい、と思います。
10年間やってみて、やっぱりこれは、ライフワークとなるな、と思っています。視聴者の皆さんにも応援していただけているようで、嬉しいと思うと同時に、身の引き締まる思いです。その期待に応えられるように、自分の持てる力をすべて出し切って、これからもやっていきたいと思います。
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