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News23 多事争論
3月29日(金) 「TBSビデオ問題・視聴者からの声」
Chikushi Face
筑紫哲也

今日の多事争論もTBSビデオ問題ですが、今夜は視聴者の皆さんから直接寄せら れた声をご紹介します。

浜尾朱美

ニュース23では、この問題で、FAXやインターネット、それからお手紙などで、 およそ3,000通ものご意見をいただきました。ありがとうございました。その 中でも特に多かったものを中心にVTRにまとめましたのでご覧ください。

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    VTR(ニュース23へのFAX の内容紹介)

    番組あてのご意見で最も多かったのが、「なぜビデオを見せたのか」「見せたの なら、どうして早く知らせなかったのか」といったTBSへの率直な批判の声でし た。

    「ビデオを見せた見せないはもちろんですが、坂本弁護士一家がいなくなった時、 なぜ警察、横浜弁護士事務所に連絡しなかったのでしょうか。坂本弁護士の遺族 の方にテレビを通じてTBS社長大川取締役は謝罪せよ。」

    「今回の件で、TBS全体が信用できなくなり、ニュース番組を見たくなくなりま した。公共の電波を使って、平気で嘘をついて、わけの分からない言い訳をして いるところなど、まるでオウムと同じです。」

    こうしたご意見と並んで、問題発覚後のTBSの対応や社内調査にも多くの批判が 寄せられています。

    「TBSはこの期に及んでも、まだ『本社のずさんな調査』などと言っている、『 本社のウソ』と言うべきです。」

    「記憶にない、という言葉は無責任な官僚や政治家だけのものと思っていたがTB Sよお前もか、という感じ」

    「今回の対応はチッソやミドリ十字、厚生省や大蔵省など官僚たちと変わりなく、 決して彼らを批判できる立場にはない。」

    また今後の責任の取り方、信頼回復のためにどうすべきかについて、様々なご意 見ご提案をいただきました。

    「最低でも、一週間ぐらいの放送停止は当然だと思います。」

    「マスコミとして、国民にわかる調査をし、社長はもとより役員は総辞職をして 責任をとって欲しい。」

    「現在問題になっているビデオをぜひ放送して欲しい。それを見て、原点からみ んなで考えてみたい。」

    「もし、本気で取り組むならば、最低限、調査員のプロフィール、調査のスケジュ ール、中間報告発表の予定日を伝えてください。」

    「TBSは自浄作用のある証明として、今回のウソに関して完全な「追跡調査、検 証」の報道番組を作る必要がある。」

    一方、テレビ報道全般にわたるご指摘も数多く届いています。

    「今回の問題は一テレビ局の問題だけではありません。マスコミとは、報道とは、 などの基本的な姿勢が問われているわけです。政治家たちが今回の問題では、ば かに張り切って国民の怒りをいいことにマスコミへの権力の介入をはかっている。 」

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池田裕行

いただいた3,000通もの中から、直接お伝えできるものは限られておりますの で、こちらのフリップに多かったものをまとめてみました。

・坂本弁護士の関係者への謝罪がないのはおかしい。

・TBSはビデオ問題の検証番組を作るべき。

・事件の当事者、調査を担当した責任者はテレビに出演し、真相を明らかにせよ。

・TBSの役員は全員責任をとれ。TBSは放送をやめろ。

・メディアの在り方を論じるのは大事だが、そこに権力の介入を許してはならな い。

この他にも私ども「ニュース23」に対するご意見もいただいておりますので、 これもごく一部ですが、主なものをご紹介します。

「局長、社長、担当をニュース23に出演させ、真相を明らかにさせ て下さい」

もう一通
「視聴者の意見を聞くのは結構ですが、それを私たちに見せるのは勘違 いです。TBSの社員がしっかりと見てくれればいいのです。私が見たいのはTBS社 員に聞く多事争論です。」

たくさんのご意見を頂戴しました。心からお礼申し上げます。また、この問題に ついて今後もみなさまからの折々のご意見をお聞かせいただければ幸いです。お 便りはもちろんのこと、ご覧のインターネット、ファックスでも受け付けており ます。ファックス番号、アドレスはご覧の通りです。

・インターネット http://www.tbs.co.jp/news23/

・ファックス 03-5571-9811

筑紫哲也

今、ご紹介した意見について私は個人的には、ほぼ全面的に賛成であります。そ して、ニュース23へのご注文については、すでに作業を進めている部分もかな りあります。とにかく「社員がTBSへの批判を聞けばいいのだ」というご意見もありまし たけれども、こういうご意見がたくさんあるのだ、ということがひとつの自浄作 用と言いますか、信頼回復の作業にとって大きな力になることは申し添えたいと 思います。

いろいろなご意見の中で、住専や薬害エイズなどいろいろな大事な問 題について、端的に言えば「お前らどの面下げて批判ができるのだ」という大変 厳しいご指摘があります。しかし、翻って、もしそいういうものに対して、批判 や問題点の指摘といったものをやめてしまったら、ニュース番組として私は、意 味がないだろうと思います。そういうものが説得力を持つためにも、なるべく早 く、いろいろな解決のための努力をしなければならない、ということを考えてお ります。どうもありがとうございました。

 
1996年3月