[67] 2016.2.22 Mon. 19:44 曇り

「わたしを離さないで」
第7話、最終章の放送まで、あと4日間。
今朝方終わった第7話の編集であるが、
編集したテープは音楽チーム、CGチームに渡り、
放送に向けた作業が、各所で行なわれている。
完成まで、ラストスパートである。
1日1日を大切に、
熱く、冷静に作業していってもらいたい。

さてどうやら・・・
今日は「猫の日」らしい。
ニャンニャンニャン、
ということらしいのであるが・・・
特に・・・この話を広げる腕を持ち合わせていないのでこの辺で。

そんな今日もチーム「わたしを離さないで」は、
早朝からロケを行っている。


麻生祐未さんのシーンから始まり、
綾瀬はるかさん、水川あさみさんのシーン、
そして、休憩明けは綾瀬はるかさん一人のシーン、
撮影は順調に進行している模様である。
若干雨が降っていたので、この後の外での撮影が心配ではあるが、
なんとか撮り切ってくれると信じている。




ん???
雨男兼雪男兼風男こと先輩の渡瀬も一緒に現場に来たな・・・
外の現場になったら、赤坂に連れて帰ろう。
ふむふむ、そうしよう。





そういうわけで僕は先ほどロケ現場に到着。
完成したばかりの最終話の台本を持って。
いよいよ、「最後の」台本配布である。
スタッフ、キャストの皆さんも、「最後の」台本受け取りである。

さて、クランクアップまであと19日。
いよいよ、いろいろな作業が「最後の」作業になってくる。
この時期は、やはり寂しさもあるもので、
つまりチーム「わたしを離さないで」の解散も近づいているということ。
改めて、1日1日を大切に、と思っている。
1日1日を大切に、今まで以上に、熱く、冷静に、
そして、誠実に、おごらず、謙虚に、見守っていこう。

ほっ。



ということで、今、
ドライと言われる、リハーサルが終わった。
綾瀬さん一人のシーンをこれから撮影していく。



・・・

撮影は第8話、
気のせいかもしれないが・・・
どんどんキャストの人数が減っていってる気が・・・
気のせいではないかもしれない。
もしかして・・・


26日から始まる最終章、
第6話までの第1章、第2章以上に、
深く感情に訴え、突き刺さる内容になってくる。
このドラマをみなさまにお届けしたかった意図を、
感じていただけると思う。
というか、思ってもらえるように、仕上げていかねばならないと思う。


当然僕は、一歩引いた場所から全力で見守っていく。
引き続き、放送までの短い間だが、
編集スタッフ、音楽スタッフのみんな、頑張ってくれよ!!!


追伸・・・

本日最終話の台本が手元に届いた。
全10話が揃い、いよいよ
「わたしを離さないで」が完結したのである。

このドラマは、皆様も知っての通り、
イギリス人作家、カズオ・イシグロ氏の原作が元になっている。

「人生が短い人の話を書きたかった」
という発想からこの物語は生まれたらしい。

実は、今回の脚本は全て、イシグロ氏も目を通している。
リリース時のコメントにも載せているのであるが、
森下さんの描く脚本に、
「自らの原作の明けていない扉」を感じていらっしゃるとのことであった。

先日、全ての脚本に目を通されて、改めてそのことを実感し、
そして「日本の皆様に楽しんでいただければ」というコメントも頂いている。

イシグロ氏には、感謝しても仕切れない。
ドラマにするにあたり、あらゆることを我々に任せてくれたこと、
イギリスを訪れた際も、快く歓迎してくれたこと、
そして、そもそもこの原作をドラマにさせてくれたことである。
改めて、感謝の気持ちを送りたいと思う。

そんな色々な方への感謝で、このドラマは成り立っていると思い。

改めて、関わっている人への感謝を込めて、
最終章に全力を尽くすことを誓います。

よしっ。


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