第11話&最終話のトリック解説


宮本清子を殺した犯人は、同僚・横田でした。会社の海外留学が決定した横田は、「会社を辞めてついて行く」という恋人・清子と口論になり、思わず殺してしまったのです。「自分のことを愛していたのではなく、清子はエリートの妻になりたかっただけ」と愛情を疑い、出世を阻む奴は許さないという歪んだエリート意識の末、凶気に走ったのでした。

また、町子をベランダから転落させた犯人も横田でした。清子と言い争っているところを町子に目撃され、口封じのために町子をベランダから転落させたのです。マンションの2階に住む横田はベランダから布団ごと引っ張り、3階の町子を墜落させたのでした。やはり、2つの事件はつながっていたのです!人を殺しておいて自分を正当化する横田の姿を、大事な卒業式の日に郁夫、鉄平、奈々に見せてしまったことをしのぶセンセは悔やみます。そして、“勉強して、大学院行って、会社のエリートコースに乗っても、横田のような大人になってはアカン。人は人を殺したらアカンのや”と涙ながらに語ったのでした。

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