第8話のトリック解説


今回起きた事件は、なんと中西姉弟による“狂言誘拐”でした。父親の転勤に伴い、一家で東京へ引っ越したまではよかったものの、最近では離婚の話まで出ていたという中西夫妻。そんな両親の不仲を心配した子供たちが結託し、「もう一度家族がやり直すきっかけをつくろう」と事件を起こしたのでした。そして、雄太の頼みで狂言誘拐に手を貸していたのが、原田兄弟だったというわけです。

しのぶセンセがこの事件の真相を見抜くきっかけとなったのは、犯人が書いた手紙。『還元』の“還”の字が誤って“環”と書かれていたことから、しのぶは雄太の仕業と確信。これはまさに、担任教師ならではの着眼点でしたよね。

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