第1話のトリック解説


不肖の父・文男(被害者)を誤って殺めてしまった母・雪江をかばい、誰も予想することのなかったトリックを敢行したのは、息子・友宏でした。夜11時に自ら軽トラを運転し、その時間に”父がまだ生きていた”かのように、近所の人々へアピールしたのです。案の定、まさか子供の友宏が車を運転しているなどと、疑う者は誰一人いませんでした。そして、11時半にはご近所へ挨拶回りをして、完璧なる雪江のアリバイを固めたのです。

文男もたこ焼き屋を営んでいたという場所へ足を運んだしのぶは、その停車スペースの狭さから、大人がその場所へ車を止めることが不可能であると気付き、友宏がトラックの運転をできると確信。これは、しのぶが日頃教習所で車庫入れに苦労しているおかげで気付けたことでもあるのですが(笑)…なにがともあれ、しのぶセンセの名推理が、事件を解決に導いたのでした。

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