Vol.26【最後までご覧頂きありがとうございました】
2008年9月16日(火)
最終回、いかがだったでしょうか?
悲劇が悲劇で終わらぬように
日本版オリジナルの最終話をスタッフとキャストで
話し合いながら作った最終回です。
最後の二人の対峙は、
編集段階から記録さんは何度見ても泣けてきたそうです。
僕も最終回の全てのシーンを観る度にジーンときます。
最後のシーンについて、大ちゃんは言ってました。
「すべて出し尽くした」と。
斗真くんも言っていました。
「このシーンのために、3ケ月やってきた」のだと。
そんな二人のまさに真剣勝負は、
呼吸を忘れてしまうような緊迫感に満ちていました。
そして…
死という結末でありながらも、
二人が分かり合えて本当に良かったと、
作り手でありながら思ってしまうのです。
以前の日記に書きましたが、
あのシーンを撮り終えて、二人が並んで夜食を食べているのを
見た時は領と直人に二人を投影してとても感動したんです。
そして、クランクアップ。
先に撮影を終えていた斗真くんが、大ちゃんのアップに駆けつけて
二人が抱きしめあって健闘を称えあった瞬間、
僕はまた思わず涙が込み上げたのでした。
最終話の放送直後、
斗真くんに大ちゃんから電話があったそうです。
そして、こう言いました。
「斗真とこのドラマをやれて、本当に良かった」と。
斗真くんも同じ気持ちだったと、涙がこぼれたそうです。
そして、先日、打ち上げパーティーが開かれました。
すべてのキャストの皆さんがお忙しい中、駆けつけてくれました。
みなさん、笑顔で長い夏を共に乗り越えたことを称えあいました。
実は「魔王」の撮影は特殊です。
全てのシーンを様々なアングルから、
最初から最後まで何度も演じてもらうスタイル。
それを皆さん、嫌な顔せずに演じて頂き、膨大なカットの中から
厳選したものを編集し、オンエアしてきたのです。
高橋Pは挨拶で言いました。
「理想どうりの出演者に出て頂き、理想を超えた演技をして下さった」
すべてのキャラクターが、このキャストでしか考えられないと。
加藤Dは言いました。
「芝居を撮るというより、魂を撮っている感覚だった」と。
魂のこもった演技をしてくださったキャストの皆さん、
魂を1カット、1カットに封じ込めてくださったスタッフの皆さん、
この場を借りて改めて言わせてください。
本当にお疲れ様でした。
大ちゃんへ。
初めての連続ドラマ。しかも、初主演。本当にお疲れ様でした。
「魔王」はあなたでしか、考えられません。
成瀬領は大野智以外、いない。そんな演技をありがとう。
天才のベールを剥がし、世に見せることができて、僕らは誇りです。
そして、「初めての連ドラが、魔王で良かった」と言ってくれたこと、
高橋Pは本当に喜んでいましたよ。
アジアツアーにレギュラーにと、忙しい日々が続くと思いますが、
撮影がない分、我慢してた釣りが思う存分楽しめる時間が戻るといいね。
斗真へ。
まさに、走り抜けた夏でしたね。
本当に難しい役、ヘビーな演技、芹沢直人は生田斗真しかできません。
斗真の芝居が台本を昇華させる瞬間を、なんども目撃しました。
生田斗真という俳優に出会えて、僕らは、「魔王」は幸せでした。
ストイックにすべてを削ぎ落として役にのめり込む姿を見ると、
君が芝居を愛し、とても大切にしていることが伝わってきました。
撮影が終わっても、休むことなく舞台の稽古。
俳優・生田斗真も、走り続けるんですね。これからも素敵な芝居を期待してます。
そして…
「魔王」を愛してくださった皆様へ
「魔王」は、作品に関わった全キャスト&スタッフの魂の結晶です。
そんな魂に共鳴してくださり、観続けて頂き心より感謝いたします。
HPの掲示板の皆様の激励に、何度励まされたか分かりません。
そして、いつしか「チーム魔王」と呼んでくださったこと。
僕らのこだわりを受け止めて頂けたことが、何より嬉しかったんです。
そして、チーム魔王の一員であることが、私達の誇りになりました。
領と直人が、いつまでも皆様の心の中で生き続けることを祈って、
チーム魔王は解散することにします…。
キャスト・スタッフを代表して、
あらためて、最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。
協力プロデューサー 渡辺良介