まち・モノ語り

東京都江戸川区
この町に、世界に誇れるモノがある

それは、「ティンパニ」。
その完成度の高さが認められ世界中の音楽家たちに愛されているのだ。

作っているのは、ここ「高橋絞工業株式会社」

昭和24年創業 従業員17名の町工場だ。

ティンパニの原型は重さ10キロもあるこの円形の銅板。
これを成型していくのだが・・・

ここで、まち・モノポイント！

へら絞りとは平らな金属を型におしつけ、へらと呼ばれる金属の棒を使って丸みをつけていく作業。

少しの歪みも許されないこの作業、高度な技術が必要になるため熟練した職人にしかできない技なのだ。

ある程度絞った所で一度火にかける。
これは「なまし」という作業で、温めることによって硬くなった銅を軟らかくする。

この作業を繰り返すこと4回。
ティンパニの原型ができあがるのだ。

さらに強度を高め、高音がキレイに出るようウロコ模様を叩きだしていく。

その後皮を張り部品を付けて完成。

こうして作られたティンパニは世界中の様々な音楽家に愛用されているのだ。

この町にも世界に誇れるモノがあった。

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