まち・モノ語り

東京都 墨田区 錦糸
この町に、世界に誇れるモノがある

それは、0.9mmという極薄の「うすはりグラス」。
一般的に使用されるグラスと比較しても一目瞭然。
グラスを薄くすることによって手にした感触と繊細な飲み口は独特の味わいを持つことが実感できる。

「うすはりグラス」が作られているのはここ「松徳硝子株式会社」。
大正11年創業 従業員32名の町工場。
全て手作業で作られる「うすはりグラス」。
強度を増すため、材料にはバリウムクリスタルというガラスを使用。
それを1300℃以上もある炉の中に入れ溶かし。
パイプの先から息を吹き込みながらグラスの型にはめ整形。

ここで、まち・モノポイント！

グラスを整形する際、厚すぎては「うすはり」にならず薄すぎても強度がなくなるさらに均一の厚みを持たせるためには熟練の技が要求される。
そんな「うすはりグラス」は2003年、ニューヨークのギフトフェアでベストニュープロダクト賞を受賞。
さらに2005年、廃棄蛍光管をリサイクルした「E-GLASS」を発表。
グラスとしては日本初のエコマーク商品に認定された。

そう、この町にも世界に誇れるモノがあった。

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