選ばれし素敵な訳たち

「第16章」講評

 第16章です.短い章なので,応募総数は多くて45件でした.
この章の前半は数字ばかりが並び,後半は地球の大陸名ばかりです.これまでの惑星巡りに比べると,訳文それぞれの個性を発揮するのがむずかしい章ですね.投稿者の常連のなかには,ブログをつくっておられる方々もありますが,ちょっと通りすがりにのぞいてみたら,この翻訳コンクールについて,「色キャラだと大賞になりやすい」という発言がありました.大賞すなわちパイロット賞のことですね.色キャラ...なるほど.優秀賞に選ばれたいくつかの訳はほとんど横並びで優劣がつけにくいですから,そこで一頭地を抜くとなれば,個性的なキャラクターを作り上げる必要があるということになりますね.審査する側から見ても,やはりそう言った作品に目が行くわけで... もちろん,他方で地道にきっちりとした訳文作りを続けておられる方々もあります.最初の企画段階では,いくつかの優秀作品を選ぶだけのものでした.ヒロピーの提案で,実質上の大賞であるパイロット賞をはじめとする各キャラクターの賞をつくることが決まりました.イラストは「星の編集長」が書いてくれました.これらの賞というのは,このコンクールにちょっとしたアクセントをつけるためのものですから,あまり入賞や落選にこだわらずに,応募を楽しんでいただけたらと思います.
 ところで,惑星巡りも終わって,この章はどこで他の訳文と差異化するのか,むずかしいところですね.いろいろ工夫を凝らしている方もありましたが,それらの訳はともすれば原文から離れすぎてしまう傾向も見られました.
 優秀作としては,少し多めの10篇を選びました.

 「みみずくさん」「ももさん」「La Petite Princesseさん」「Miho さん」「りえぞうさん」「あぱさん」「ぐんぐさん」「はつよさん」「たんぽぽさん」

 さて,パイロット賞(優秀な語り手としての訳)ですが,原文からあまり離れることなくわかりやすい言葉使いを選んで,お話調の訳文作りに成功している「たんぽぽさん」にさしあげましょう.
 また,大勢の点灯夫が活躍する章ですから,点灯夫賞((まじめに取り組んだきちんとした訳)を出すことにしましょう.これは「ももさん」です.

 パイロット賞 「たんぽぽさん」
 点灯夫賞 「ももさん」

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