選ばれし素敵な訳たち

「第8章」講評

第8章「バラの誕生」です.もちろん原文には章番号があるだけで,章の表題はついていません.選考委員会のメンバーの一人で,みなさんの応募訳の整理を担当しているTさんが,毎回すてきな表題をつけてくれるので,それを借用することにしました.というわけで,今回は「バラの誕生」です.
応募件数は30でした.また原文にミスがあったので,まずお詫びからです.最後から2行目の deviner がdevenir になっていました.大多数の人はdeviner で訳されていましたが,3名の方がdevenir のまま訳そうとされたようです.さぞかし訳しにくかったと思います.ごめんなさい.この方々の訳文の審査にあたっては,こちらのミスを前提にして判断しました.
なんといっても「バラの誕生」の章ですから,久しぶりに「バラの花賞」(華麗で美しい訳)を選ぶことから始めましょう.気位の高いバラの花のセリフをどう訳すのか,みなさんそれぞれ工夫されていましたが,とくに独特の味わいをもつセリフを作り出して,選考委員会でも「キャラ立ちしている」との評があった「ナオさん」に,バラの花賞をさしあげます.
さて,優秀作品です.実力伯仲でなかなかむずかしかったのですが,次の7作品を選びました.

「La Petite Princesse さん」「Mihoさん」「こみちさん」「ナオさん」「みみずくさん」「くりしぇさん」「にっこりさん」

そして,「パイロット賞」(優れた語り手としての訳)は,常連の一人であり,今回とくになめらかな訳文を披露してくれた「くりしぇさん」にさしあげたいと思います.また,優秀作品以外から「王子さま賞」(可愛くて魅力的な訳)を選びました.童話的な味わいがあって,どことなく楽しい趣の「はつよさん」です.

パイロット賞「くりしぇさん」
バラの花賞「ナオさん」
王子さま賞「はつよさん」

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