ミュージアムサイト特別コラム『Bonjur! 吉谷桂子です』

クリスマスの楽しみ方[2015.11.30]

クリスマス風景1

いよいよ、クリスマス・シーズンの到来ですね。

と、いうことは、もう、今年も終りに近づいているっていうこと!?

時間の経過の早さに慌ててしまいますが、そんなふうに感じてしまうときこそ、ぜひやっておきたいのが、その季節ならではのデコレーション演出です。

私がイギリスに住んでいた頃、とても楽しみにしていた事があります。それが、冬が近づき、日暮れも早く太陽の恩恵も少ない薄暗い日々に、キラキラと光輝くクリスマスの飾りでした。

クリスマス風景2

わーきれい!かわいい!それぞれのお宅によって、異なるセンスが目に嬉しいクリスマスならではのツリーやドアリース。それぞれにデザインが違うのが、本当に魅力的でした。

ヨーロッパの冬は、日暮れが早く、自然の眺めが寂しいので、人工的に、クリスマス飾りをしないではいられないのかな。宗教的な意味合いを別にしても、楽しいフェスティバルの雰囲気が、年末にはぜひ必要なのだ!
きっとそれは、日本でも同じ、日照時間が減り、咲いてくれる花も少なくなるなら、一層のことです。

フランス庭園

さて、こちら星の王子さまミュージアムは、海抜の高さや箱根仙石原独特の気候が影響して、特にヨーロッパのような独特の雰囲気があります。
普段から、霧の立ちこめる日も珍しくなく、太陽の乏しい季節や環境では、まさにクリスマスの飾りが必要不可欠!

きっとネオンなどが賑やかな都会で目にするよりも、自然の存在感が強い環境では、人の手による装飾が一層暖かみを感じさせてくれて、チャーミングに感じられるのだと思う次第。

吉谷先生+ツリー

なので、毎年、クリスマスの飾りには独特の思いが入ってしまう今回のミュージアムの玄関飾りは、実は私の自宅で毎年飾られてきたツリーが引っ越してきたものです。

個人宅には大きく感じたツリーですが、さすがにミュージアムのエントランスホールに来てみると、さして大きくも感じませんが...。

ツリー装飾中

まずは、最初にイルミネーションをセッティング。離れたところから見ても、均等に、ホタルのようにキラキラと光るようにLEDを配置したら、次はサイズの大きめなボールを下げて、あとはクリアに輝くアクリルのトナカイやラメでキラキラ光るオーナメントなど。とにかく大きくて目立つものから飾りつけます。

装飾アップ

これは、均等に、豊かな感じに、セッティングするのがコツです。

飾りをつけたら必ず少し離れたところから確認を。さらには、一度写真に撮ってみると一層ばらつきなどが見つけやすいものです。

最後にツリーのトップに★の飾りをつけたら完成です。

リース

また、ミュージアムのそこここに飾られているクリスマスリースも、円周の飾りは均等であることが大事なポイントです。これは、来たる日々が平穏に同じように繰り返されるようにと、祈りを込めて同じ飾りを、同じように繰り返し装飾すること。そうした意味も込めてドアに飾る飾り。やはり、年末に欠かせないものといえますね。

吉谷桂子さん写真
ガーデンデザイナー 吉谷桂子

東京生まれ。フリーランスの広告美術デザイナーを経て`92年渡英。約7年間の英国の暮らしを生かしたガーデンライフの楽しみを提案。英国テレンス・コンラン卿プロデュースによるレストラン「ボタニカ(東京ミッドタウン)公共空間、集合住宅等のガーデンデザイン。近著に「花に囲まれて暮らす家」(集英社)「吉谷桂子のガーデニングワールド」(主婦の友社)など。