ミュージアムサイト特別コラム『Bonjur! 吉谷桂子です』

涼しげな夏の花、夏に打ち勝つ勝気な花1[2015.8.10]

星の王子さまミュージアムの夏。といっても、東京都心に比べれば、ずっと涼しいのが箱根仙石原です。朝から夕方までガーデニング作業をしていても、今まで一度も蚊に食われたことがないので、いつもありがたく思います。日向の気温は高くなっても、日陰は過ごしやすく、花が咲き急がないのも嬉しい環境です。

それで、さまざまな花が少し遅れて咲いてくる分、それが爽やかな印象で咲いています。
そして、今度は、秋の気配が近づくのも早いので、秋の花も一足早く咲くことがあります。

dahlia imperialis

先日、7月中旬のガーデニング・ワークでも、皇帝ダリアのガッツァリアが咲き始めていました。このあと、晩秋まで繰り返し咲いていくのが楽しみな花です。

zinnia

エントランスで華やかに目立つのは、真っ赤なジニアです。フランスの国旗に合わせて赤や白の花を植えています。国旗のトリコロール色になるように、真っ青の花がなかなか難しいのが難点ですが、ここに黄色の花などは、決して植えません。

annabelle

ミュージアムの名物と言えるのが、アジサイの小径のアメリカアジサイ‘アナベル’。花の頭が大きいので雨が降ると花が倒れがちなので、悩みの種なのですが、涼しげに、かつ、元気いっぱいに咲くのが自慢です。今年は春の間に、枝を地際で切り戻したので、枝数も花数も大変に多く、なおかつ花も大きいので見応え十分です。

吉谷桂子さん写真
ガーデンデザイナー 吉谷桂子

東京生まれ。フリーランスの広告美術デザイナーを経て`92年渡英。約7年間の英国の暮らしを生かしたガーデンライフの楽しみを提案。英国テレンス・コンラン卿プロデュースによるレストラン「ボタニカ(東京ミッドタウン)公共空間、集合住宅等のガーデンデザイン。近著に「花に囲まれて暮らす家」(集英社)「吉谷桂子のガーデニングワールド」(主婦の友社)など。