ミュージアムサイト特別コラム『Bonjur! 吉谷桂子です』

見事に再生、ハンカチの木[2015.6.2]

ハンカチノキ2015

夏の強い日差しの照り返しや、水はけ状況に合わず、数年前から勢いが悪くなってしまったハンカチの木(Davidia involucrata)が、今、見事に再生しています。
一時は全面的に伐ってしまおうか、新しい樹に変えるかどうかの検討もされましたが、私の一存で、再生にかけることにさせていただきました。

段階的に、2年ほどの間に、様子をみながら徐々に伐っていきました。一度に株の下まで伐ってしまうと、その後の状況が読めないので、メインの幹の周囲ににでてくる新しい幹の様子をみながら注意深く、みんなで忍耐強く見守ってきた。そういう想いの強い木です。

それが今、ここまで復活しました。こんもりとして、かわいい樹形です。

実をいうと、2枚の苞葉からなるハンカチの花、開花の時期は、5月です。今年、咲いてくれるかなあ。とは、みんなの期待でしたが、どうやら今年もまだ、スタンバイ。

きっと、来年こそ。と、私たちの期待を集めるハンカチの木です。

吉谷桂子さん写真
ガーデンデザイナー 吉谷桂子

東京生まれ。フリーランスの広告美術デザイナーを経て`92年渡英。約7年間の英国の暮らしを生かしたガーデンライフの楽しみを提案。英国テレンス・コンラン卿プロデュースによるレストラン「ボタニカ(東京ミッドタウン)公共空間、集合住宅等のガーデンデザイン。近著に「花に囲まれて暮らす家」(集英社)「吉谷桂子のガーデニングワールド」(主婦の友社)など。