この差って何ですか?

毎週火曜よる7時

過去の放送内容

2019年8月13日

(1)居酒屋さんに「生ビールと瓶ビールはある」のに「缶ビールはない」の差

(写真)

専門家:田久翔太(塚田農場 東関東エリア部長)

この差は…
◯居酒屋さんの営業許可では、「その場で飲むお酒」のみ提供許可されている!か どうか
「瓶ビール」が「栓」が抜いた状態で出てくるのも同様の理由だった!

◯居酒屋さんでは「缶ビール」はない?
今回、番組で、都内50軒の居酒屋さんのメニューを調査したところ、「生ビール」と「瓶ビール」はあるのに、「缶ビール」はなかった!

◯居酒屋さんでは「缶ビール」はない理由とは?
実は、居酒屋さんなど、お酒を扱う飲食店の営業許可では、「その場で飲むお酒」の提供は許可されている!しかし、「持ち帰り用のお酒」の提供は、許可されていない!!
そのため、軽くて持ち帰られる可能性がある「缶ビール」は、あえて置かないようにしている!

◯居酒屋さんで「瓶ビール」が「栓」が抜いた状態で出てくるワケとは?
ちなみに、居酒屋さんで「瓶ビール」を注文すると、「栓」を抜いた状態で出て来る理由は、「栓」を抜いてから提供することで、持ち帰られる可能性を低くしているためだった!

(2)国名の「中国」と地方名の「中国」の差

(写真)

専門家:斗鬼正一(江戸川大学 社会学部 名誉教授)

この差は…
◯国の中国は、「文明の中心の国」で中国
◯中国地方の中国は、「京都と太宰府の中間の国」で中国 か どうか
国の中国は、「中華人民共和国」の略語ではなかった!

◯国の中国は、「中華人民共和国」の略語ではない?!
多くの方が「中華人民共和国」を略して「中国」という言葉が生まれたと思っているが、実は大間違いだった!
「中国」という言葉は「中華人民共和国」ができるはるか昔、紀元前の時代からあった!一方、日本の中国地方の中国は、西暦800年前後の平安時代頃から呼ばれるようになり、国の「中国」を真似して付けたわけではなかった!日本の中国地方の「中国」は、国の「中国」とは全く関係無い!

◯国の「中国」と中国地方の「中国」の名前の由来とは?
国の「中国」と、日本の中国地方の「中国」。その言葉の由来は、国の名前は「中心の国」、地方の名前は「中間の国」という事になる!
まず、国の「中国」は、その名前の由来は「中華思想」からきている!「中華思想」は、「華」というのは「文明」のことで、「中華」というのは「文明の中心」と、自分達は文明の中心にいるという考え方だった。自分たちの国は「天下の中心」だから「中国」とこういう風に呼んでいた!
続いて、日本の中国地方の「中国」は、西暦800年頃、平安時代に名付けられた。当時政治の中心は「京都」で、もう1つ中心として九州の「太宰府」があった。現在の福岡県に位置する「太宰府」は、当時、大陸や朝鮮半島との外交を行う場であり、九州全体を治める、西の中心地でもあった。そこで、この2つの中心地、ちょうど中間の地点にあるので、この辺りのことを「中間の国」で「中国」という風に言っていた!そして、これらの「中国」は、アクセントが違うのもポイント!

◯中国地方の「中国」の範囲が違う?
当時の地図を見ると、現在の中国地方とは範囲が違うが、これは明治になって、日本を8つの地方に分けた。その際に、かつてこの辺りが「中国」と呼ばれていたので、中国地方と呼ぶようになったとのこと!

(3)スーパーなどで売っている「うなぎのタレ」には賞味期限があるのに「うなぎ屋さんの継ぎ足しているタレ」には賞味期限がないの差

(写真)

専門家:天宮久嘉(川千屋 代表取締役)、山口憲太(食品微生物センター)

この差は…
◯「うなぎ屋さんのタレ」は、「加熱殺菌」と「糖分・塩分」、「継ぎ足し」で腐らない理由があるか どうか
創業250年の老舗の「250年前のタレ」は、ほとんど残っていない!

◯「タレ」を加熱殺菌?
「老舗のうなぎ屋さんのタレ」は、創業当時から継ぎ足していると、よく言われる!実は、うなぎ屋さんは2週間に1回程度、「タレ」を加熱殺菌していた!まず、おおよその菌は、だいたい65℃前後で加熱すると大抵死滅してしまうので、定期的に殺菌していれば、「うなぎのタレ」が腐るということはない!
これにプラスして、熱く焼いたうなぎを注文のたび「タレ」に入れていると、「タレ」自体が熱くなるので、結果的に加熱されて殺菌されているような形になるので、これも、腐らない要因の1つになる!

◯「タレ」の成分にも秘密が!?
さらに!「タレ」の成分にも腐りにくい理由がある。「タレ」には「糖分」や「塩分」がたくさん含まれているので、元々腐りにくい性質がある。例えば、野菜に「塩」をたくさん入れて「漬け物」にしたり、果物に「砂糖」をたくさん入れると「ジャム」になるという風に、「塩」や「砂糖」をたくさん使うことで、「保存食」に近いものになる。これも、「塩分」や「糖分」が高い物に、菌が繁殖しにくいから!

◯「250年前のタレ」は残っている?
250年もの間、継ぎ足してきた「タレ」の中には、どのくらい「250年前のタレ」は残っているのか?そこで今回取材協力をしていただいたうなぎ屋さん「川千家」の「タレの量」を参考に検証。
「250年前のタレ」が、最初30ℓあったとする。多くのうなぎ屋さんが、1日に1ℓくらい「タレ」を使うということなので、1日に1ℓずつ減らし、新たに1ℓ継ぎ足していく。この時、どのくらい「最初のタレ」が残っているのかが分かりやすいように、水を継ぎ足し、色の変化を見ていく!
まず、30日これを繰り返していくと、まだ液体は黒く、「250年前のタレ」は、まだたくさん残っている!これを続けていくと、およそ半年ほどで、だいぶ色は薄くなる!そして365日、つまり1年これを繰り返すと、なんと、透明に!最初のタレは、ほとんど無くなったように見える!
そこで、具体的にどのくらい量が残っているのかを計算してみると、30ℓ×29/30の365乗=およそ0.00013ℓ!つまり、1年後、「最初のタレ」は、このくらいしか残っていない!さらに計算してみると、250年後、「最初のタレ」は およそ0.0000000………・095㎖しか残っていないことになる!これは、「地球が30ℓのタレの容器」だったとしても、「最初のタレが、細菌よりも小さい量しか」残っていない!ということになる!

(4)お盆のしきたりにまつわる差

(写真)

専門家:本良敬典(日蓮宗 妙常寺 住職)

「お墓参りに行ったほうがいい日」は…
◯お盆初日8月13日と最終日16日!か どうか
お墓参りの作法!5つのチェックポイントもチェック!

◯「お盆」とは?
東京など一部の地域を除いては、全国的にまさに今、「お盆」真っ只中!「お盆」とは、「8月13日から16日の4日間」。古来日本では、1年を2つの期間に分け、1つ目の期間の始まりを「正月」、2つ目の期間の始まりを「お盆」としていた。そして「正月」と「お盆」には、あの世から、ご先祖様が帰ってくると考えられていた。なので、ご先祖様をお迎えするのに、ふさわしい過ごし方がある!そこで今回は、「お盆のよりふさわしい過し方」を教えてもらう!
(※ただし、お盆のしきたりや考え方は、地域や宗派によって異なる場合があります。 )

◯「お盆のよりふさわしい過し方」とは?
まずは「お墓参りに行ったほうがいい日」は、「お盆」初日、8月13日!さらに16日!
「お盆」初日、8月13日は、ご先祖様が、あの世・仏様の世界から、こちらの世界に帰ってくる日。宗派によって「両全領土」と言ったり、「極楽浄土」と言ったり、仏様の世界、私たちとは違う世界から帰ってくる日が13日。そのため、13日は、ご先祖様をお迎えするため、「お墓参り」に行った方がいい!ご先祖様は、仏様の世界からこの世に帰ってきて、8月14日、15日は全泊、全部泊まる。そして16日は、ご先祖様が、この世から、あの世、仏様の世界に戻る日なので、ご先祖様をお送りするため、「お墓参り」をするのがふさわしい。

◯「お墓参りの作法」とは?
続いては、「お墓参りの作法」!5つのチェックポイント。
まず、チェックポイント①「お墓の上から水をかける」は、ふさわしくない!「お墓」は、「先祖様の体のようなものだから大切に扱う」、「頭の上から水をかけてはいけないよ」と言ったりすることが一点。そして、実は、お水は「お供え物」としてあげている。「お水」を上げる場所が、「水鉢」や「水受け」というが、お供え物の「お水」は、こちらが正しい場所!
次にチェックポイント②「墓石をタワシで磨く」は、ふさわしくない!「墓石」は、ご先祖様の体のようなものなので、「お墓」を磨くときは、柔らかいもので優しく丁寧に洗うのがふさわしい!
チェックポイント③「ご先祖様が大好きだったバラの花をお供え」は、ふさわしい!基本的には、故人が好きだった花をお供えすることは、ふさわしい!ただ、「トゲがついている状態」では、ふさわしくないため、トゲを取っていれば大丈夫!一方、「ヒガンバナ」や「スイセン」などは、毒があるため、お供えに向いていないとされている。さらに「ツバキ」は散るときに、花がぽとりと落ちる様が、首が落ちる様子を連想させるため、避けたほうが良い!
チェックポイント④「お供え物のフタを開けて置く」は、ふさわしい!ご先祖様は、お供え物の「香り」を楽しんでいるので、実際「お線香」をあげたりして、「香り」をお供え物している。「香り」をプレゼントしているので、フタを開けてお供えするのが、よりふさわしい。「食べ物」でも、「飲み物」でも同じとのこと。ただし、そのまま「お墓」に置いておくと、カラスや猫が食べてしまうことがあるので、持ち帰るようにすること!ちなみに、「持ち帰ったモノ」は食べても良い!「仏様のご飯」と書いて「仏飯」と言ったりするが、食べても良いとのこと。
チェックポイント⑤ 「目を閉じてお参り」は、どちらかというと、ふさわしくない!「お墓参り」に来ているから、目を開けてご先祖様と会ってお話するように、目を開けてお参りしていただいても、全く問題ない!お参りしている時は、やはり最初に、今私のある命、これはご先祖様が繋がってきてくれたおかげなので、「ありがとう」と感謝を伝えるのが最も正しいと言える!そして、今僕がこうやって頑張っているよっていうのを伝えることが一番良いとのこと。

◯お盆ならではの「お墓参りの作法」とは?
さらに「お墓参り」には、「お盆」ならではのふさわしい作法もある。
まずは「提灯」。これは、「お墓参り」に行ったときに、「提灯」を持って行って、そのお寺の「種火」をもらうか、「種火」がもらえない時は「お墓」でつけた「ロウソクの火」を灯して、この場所から家までしっかり迷わないで帰ってきてねという気持ちで、「提灯」を目印にして帰ってくるので、「提灯」を持っていくっていうのが「お盆」の一つの特徴。最近は、火を点けて持って帰れない場合は「LED提灯」などを活用するのもオススメとのこと。
さらに、「お盆」ならでのお花が、「ホオズキ」。「ホオズキ」は、「提灯」に似ているということで、「ご先祖様ここですよ〜」と目印になってもらいたいので、お供えするとのこと。

◯お盆ならではの「自宅での作法」とは?
お墓参りを終え、「提灯」の光で、ご先祖様を自宅に導き、玄関先で炊かれているのは、「迎え火」。玄関の外で「焙烙(ほうろく)」と呼ばれる素焼きのお皿の上で、「おがら」というもの、「麻の茎」を燃して、ご先祖様こちらですよ、ちゃんと迷わず家に帰ってきてくださいねという目印のために焼いたりする。
そして家の中でも、ご先祖様をお招きするためのお供え物が欠かせない。「お盆」といえば、「ナス」と「キュウリ」に爪楊枝を刺して作る「精霊馬(しょうりょううま)」をお供えする。

◯「精霊馬」とは?
これは、「キュウリ」と「ナス」で動物を模したもの。「キュウリは馬」そして「ナスは牛」を模したもの。8月13日に使う「キュウリ」の方、「ご先祖様がこの世に帰ってくる時に乗る乗り物」。馬に模した「キュウリ」は、馬は足がとても速いので、なるべく早く帰ってきて、ということで馬だったりする。そして、8月16日に使う「ナス」の方は、「あの世に戻る時に乗る乗り物」。牛は歩くのがゆっくり。帰りは「ゆっくり牛で帰ってね」という意味でお供えする。そして、最終日のこの日は、「そうめん」をお供えする。この「そうめん」には、ご先祖様があの世へ帰るときに、このお供え物をできたら持って帰ってほしいという事で、「縛る紐」としての意味や牛から落ちないように「手綱」として使ってほしいという気持ちで、「そうめん」を用意する。

◯「仏飯」とは?
お供え物としてなくてはならないのが、ご先祖様が食べられる「仏飯」。確かに、基本的には故人の好きな物をお供えしていいが、精進料理には使われない「肉」と「魚」に関しては、「殺生」に当たる場合もあるため避けた方が良いとされている。

◯「おでかけ」しても良い?
そして、8月14日と15日は、ご先祖様が自宅で過ごす日。もちろんずっと家にいる必要はなく、「おでかけ」してもいい。
ちなみに、「お盆は海水浴に行くと、海に引きずりこまれてしまう」という「迷信」は、このお盆の時期には、海の潮の流れが変わるなど、「クラゲ」が出始めたりする時期なので、ご先祖様に足を引っ張られるよと言って、海に入ることを控えさすために、「おばあちゃんの知恵」的なところで広まったと考えられる。

(5)お盆にまつわる「ふるさと」の差

(写真)

①「お墓」の差(岩手県)
専門家:高橋静歩(花巻市博物館職員)

この差は…
墓石の上から「長い昆布」をかけるか どうか
岩手県の花巻市や北上市などで、古くから行われている風習!

◯墓石の上から「長い昆布」をかける?
東京都では、お盆にお墓参りをする時、お供え物として、墓石の上に「昆布」をかけるような風習がないが、岩手県では、墓石の上から「長い昆布」をかける。岩手県の中でも、「花巻市」や「北上市」などで、古くから行われている風習。
いくつかの説があるが、「長い昆布」をかけることで、ご先祖様がそれをハシゴ代わりにしてお盆に帰ってこられるようにという意味がある。そのため、墓石の上から「長い昆布」を垂らしかけるようにしている。そして、お盆が終わると、ご先祖様は「この昆布」を登り、あの世へと帰っていくとのこと!


②「盆踊り」の差(愛媛県)
専門家:千葉公慈 (駒澤女子大学 仏教文化専攻)

この差は…
◯「遺影を背負って盆踊り」するか どうか
愛媛県津和地島を始め、瀬戸内海に浮かぶ、いくつかの島々に、古くから伝わる風習!

◯盆踊りで「遺影」を背負いながら踊る?
東京都の盆踊りは「遺影」を背負いながら踊らない。愛媛県の盆踊りは「遺影」を背負いながら踊る。愛媛県の中でも、津和地島を始め、瀬戸内海に浮かぶ、いくつかの島々に、古くから伝わる風習!

◯なぜ盆踊りで「遺影」を背負いながら踊る?
なぜ「遺影を背負って盆踊り」するのか?「遺影」を背負うのは、去年の秋以降この一年に亡くなられた方のご遺族!「遺影」を背負って踊ることで、亡くなられた方の御霊を子孫の方に乗り移って一体となった形になる。死者と生者が、ともに出会って喜び合い感謝しあうことで、お互いに「もう寂しくないよ、いつもお互い一緒だよ。」ということが、この踊りで表されている!!ご先祖様と共に踊る盆踊りは、明け方5時まで続くことも!

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