この差って何ですか?

毎週火曜よる7時

過去の放送内容

2018年2月27日

(1)「お刺身には花が付いている」と「お寿司には花が付いていない」の差

(写真)

専門家:大山喬之(新宿調理師専門学校講師)

この差は…
「お刺身」に「菊の花」が付くのは、殺菌作用で「食中毒予防」のため。
「お寿司」は「お酢」の殺菌作用で食中毒予防しているため。

〇菊の花にはどんな役割があるのか?
「たんぽぽ」と勘違いされる方も多いが、実は「菊の花」。この「菊の花」は飾りではなく、大切な役割がある。

お刺身が広く食べられるようになったのは、江戸時代後期。当時、濃い口しょう油が誕生したことによって、しょう油をつけると魚の生臭さが気にならないと評判に。そんな中登場したのが「刺身屋」。「刺身屋」では、カツオやマグロを刺身にして販売。庶民にとっては、魚をさばく手間が省け、手軽に買えることですぐに評判に。お客はお皿を持参して、購入していた。しかし、お刺身を食べて、お腹を壊す人が続出。当時は、「冷蔵技術がない」、「鮮度が良くない魚」、「時間が経って食べる」ため、食中毒があとを絶たなかった。

そこで「刺身屋」の店主が考えたのが、奈良時代から薬として使われていた「菊の花」(※諸説あり)を付けて販売すること。当時風邪でノドが痛い時、「菊」に含まれる「ルテオリン」が、ノドを殺菌し、痛みを和らげる効果があるとされていた。また「菊の花」には「食中毒を予防する効果」もあったため、食中毒は減った。ほかに、「わさび」、「青じそ」、「穂紫蘇(ほじそ)」、「紅たで」も同様に、殺菌効果があるため、お刺身に添えられている。

〇なぜお寿司には菊の花をつけないのか?
お寿司の場合は、酢飯の中に殺菌効果がある「お酢」が入っているため。

(2)「レストランでは普通のテーブル」と「中華料理店では回転テーブル」の差

(写真)

専門家:斗鬼正一(江戸川大学社会学部現教授)

この差は…
大皿料理が出され始めたのは、毒を盛られないようにするため
「回転テーブル」は、全員が大皿料理を取りやすくするためで、日本人がつくった。

〇なぜ中国では料理を大皿で出す?
中華料理は大皿で出され、同じお皿から料理を取り分けて食べる。その際、全員が料理を取りやすい様に「回転テーブル」は生まれた。それでは、なぜ中国では料理を大皿で出すのか。

実は中国も昔は小皿で料理を出していた。大皿料理が出されるようになったのは、7世紀の唐の時代。ある人物のある悩みから、大皿で出すようになったと言われている。

〇中国で大皿料理が出されたきっかけは?
大皿で料理を出したきっかけは、中国史唯一の女帝武則天(※諸説あり)のある悩み。いつか家臣に命を狙われるのではと考え、食事を「御前」ではなく、「大皿」にして取り分けて食べることを提案。これにより全員同じお皿の料理を食べるので、毒を盛られることはないと考えた。その後、一般家庭でも大皿で食事をするようになり、清の時代には「丸いテーブル」が誕生したが、まだ回転テーブルではなかった。

〇「回転テーブル」は、いつ生まれたのか?
「回転テーブル」が生まれたのは、中国ではなく、なんと日本!1929年(昭和4年)中華料理店「濱のや」が作ったと言われている。そして三年後、今から86年前に「目黒雅叙園」でも登場し、現存する最も古い回転テーブルとして今も使われている。今では、中国の中華料理店でも「回転テーブル」が一般的に。

(3)「こする」と「なでる」と「さする」の差

(写真)

専門家:神永暁(日本国語大辞典元編集長)

この差は…
力の入れ具合が強い順は、(強)「こする」>(中)「さする」>(弱)「なでる」となる。
「なでる」だけ、一方向に1回滑らせるだけ。


〇力の入れ具合が強い順は?
(強)「こする」>(中)「さする」>(弱)「なでる」。

〇「こする」とは?
「こする」は、漢字で書くと「擦る」。この字には「削り取る」という意味がある。つまり「削り取るほどの力で繰り返し動かす」ので、力の入れ具合が最も強い。

〇「さする」とは?
「さする」は、漢字で書くと「摩る」。この字には「摩さつを起こす」という意味がある。つまり「こする」が「削り取る」ほど強い力であったのに対して、「さする」は「軽い摩さつ」が起きる程度となる。

〇「なでる」とは?
「なでる」は、漢字で書くと「撫でる」。この字には「かわいがる」という意味がある。つまり「赤ちゃんやペットなど愛おしいモノを触る表現」となり、「一方向に1回滑らせるだけ」。

(4)日本の代表的な温泉地の謎「由布院」と「湯布院」の差

(写真)

専門家:佐藤美和子(大分県由布市役所商工観光課主任)、長田佳子(九州じゃらん編集長)

この差は…
「昔の町の名前(由布院)」か「新しい町の名前(湯布院)」か、どうか。
もともとあったのは「由布院」。

〇どうして「由布院」が「湯布院」に?
そもそも「ゆふいん」という名前が付けられたのは奈良時代。その由来は、当時この地域に多くあった「楮(こうぞ)」という植物の木の皮からとれる「ゆふ」という繊維を使って布などを作っていたことと、「院」と呼ばれる倉が多く点在していたことから「ゆふ院」と呼ぶようになった。

そして平安時代に、古くから布をつくっていたことから、【物事の始まり】を示す「由」と「布」があてられて「由布院」になったといわれている。大正時代には地元の有力者が別荘を建てたことから、温泉街として発展していった。しかし、当時はまだ「由布院」のまま。

その後、昭和30年、「由布院町」と「湯平(ゆのひら)村」が合併することになり、「湯布院」となった。つまり、合併前につくられたものは「由布院」、合併後につくられたものは「湯布院」という表記になっている。例えば、大正14年開業の駅は「由布院駅」。明治8年開校の小学校は「由布院小学校」。一方、昭和47年開校の中学校は「湯布院中学校」。「ゆふいん温泉」は昭和30年以前に開業したため、温泉の正式名称は「由布院温泉」となっている。

〇旅行のガイドブックなどには、なぜ「湯布院」が使われているのか?
昔の由布院町だけを紹介する時は「由布院」、合併後の湯布院町全体を紹介する時は「湯布院」を使用するように、由布市から推奨されている。つまり、紹介する地域によって、2つの「ゆふいん」を使い分けている。

(5)朝起きて「腰が痛い人」と「腰が痛くない人」の差

(写真)

専門家:碓田拓磨(姿勢教育指導士虎ノ門カイロプラクティック院院長)

この差は…
朝起きて「腰が痛い人」は、寝返りの数が少ないかどうか。

〇日本人の4人に1人が悩んでいる腰痛
厚生労働省調べによると日本の腰痛人口は約2800万人(推定)、つまり4人に1人といわれている。さらに、腰痛の時間帯別発生状況では朝8時から10時までが多く、番組の街頭調査でも50人中32人が「朝腰が痛い」と回答。

〇新事実!朝起きて「腰が痛い人」は、寝返りの数が少ない!
番組の実験でも、朝起きて「腰が痛い人」は寝返りが少なかった。その理由としては、仰向けの状態が続くと、内臓・内臓脂肪の重みが腰に長時間負担をかけ、血管が押しつぶされる。そのため、筋肉が炎症を起こして、起きた時に痛みを感じる。ちなみに、内臓・内臓脂肪は体重の約4割を占めている。

一方寝返りが多い人は、寝返りにより内臓・内臓脂肪の負担から血管が圧迫される時間が短く、血管が炎症を起こさないので痛みを感じないと考えられる。

〇「横向き」で寝ればよい?
横向きで寝ることで、内臓の重さが腰にかかることはない。しかし、長時間同じ横向きだと、背骨が曲がり、腰が痛くなる。そのため、横向きで寝ていても、寝返りは打った方がよい。ちなみに、うつ伏せで寝た場合も、背中が反りすぎ、腰に負担がかかり、朝起きた時に腰が痛くなってくる。

そのため、「仰向け」、「横向き」、「うつ伏せ」のどの寝方であっても、寝返りを多く打つことが大切といえる。

〇なぜ寝返りの回数が少ない人がいる?
一般に人は20回以上寝返りを打つ。「寝返りができない人」は、筋肉がこわばっている。つまり、普段動いていないと、「寝返りができない人」になってしまう。そのため、寝返りを打ちやすい体にするためには全身の筋肉を柔らかくする必要がある。

〇たった45秒!「簡単寝たまま体操」とは?
お年を召した方で、筋力が弱っている方は体操も難しい。そこで、寝る前のたった45秒でできる「簡単寝たまま体操」がオススメ。今回は、肩と腰の筋肉をほぐす、合計45秒の2つの「寝たまま体操」をご紹介。この体操を毎日2週間続ければ、筋肉がほぐれて、寝返りが打ちやすい体になってくる。その結果、朝腰が痛くならないようになる。(※効果には個人差があります。無理せず行ってください)

1.「肩」をほぐす「簡単寝たまま体操」(5回で、計25秒)
(1)頭の後ろで、指を組む。
(2)口から息を吐きながら、ヒジを広げ、床に押しつける。
(3)ヒジを広げたまま、5秒キープ。
(4)力を抜いて、戻す。これを5回寝る前に行う。

2.「腰」をほぐす「簡単寝たまま体操」(左右10秒キープ、計20秒)
(1)片足を立て、体の反対へ。
(2)足を倒しながら、体をひねる。この時、腰の筋肉を伸ばすことを意識。
(3)10秒キープを左右、合計20秒。

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