「。」は句点(くてん)、「、」は読点(とうてん)と言います。これはぶんしょうの切れ目とか言葉の切れ目につけるきごうです。たしかにこの「、」にかんしては「を」の後ろにつけることはふつうあまりありません。
しかし、この「、」や「。」は、「ぶんしょうの切れ目をここにしたい」というのをぶんしょうを書いている人がどうしても言いたいときに書くものなんですよね。
たとえば「私が、海に行きました」というぶんしょうを書くとすると「私が」の部分がとってもきょうちょうされますよね。それが「私が海へ、行きました」と言うふうにぶんしょうを書くと「海へ」のところがすごく強められるよね。
だから算数の教科書はきっと「みかん」と「何個」の部分を分けて考えてほしかったのではないでしょうか。
エッセイスト:神津 十月 先生
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