スポーツ
Q. 今、水泳教室に行ってます。今日からバタフライをやるんですけど、どうやったらできるようになりますか? (小4・男の子)
A. こども:この前テストに受かって上級になったんで、今日からバタフライんなんです。
長崎先生:バタフライはむずかしくみえるかな?
こども:見えます。
長崎先生:そうだよね、たしかに今までならったクロールや背泳ぎでは片手ずつリズムをとるし、平泳ぎは両手両足をどうじに動かすけど手が水の上にでないから、そんなに力がいりませんでした。でも、バタフライは両手をグーンと水の上にあげて泳ぐので、ちょっとつかれそうな泳ぎに見えるよね。
このバタフライにいちばん大切なものは「ドルフィンキック」です。今日はそこからおしえてもらうんじゃないかな? バタ足を両足どうじにやるアレです
お姉さん:ドルフィンって「いるか」ってことですよね。
長崎先生:そうですね。だからほんとうに「いるか」をイメージして、体をくねらせてうねりをくわえて腰を上下に動かすようにして始まります。そこに「1、2」とリズムをつけられたら手の動きに入っていくと思います。
お姉さん:やっぱり水泳のなかではバタフライはむずかしいものの中に入るのですか?
長崎先生:入りますね。やっぱりある程度の力がないと、体の半分から上を水面から上げられません。そのあと両腕を前に持っていくのがまたたいへんなので、少しずつなれるしかありません。まずは両腕を水の中でかくところからはじめましょう。
お姉さん:今、何メートルぐらい泳げるんですか?
こども:だいたい100メートルかな?
長崎先生:それなら、もう力もついているし大丈夫かな? 気持ちよく泳ぐ時は、あまりバタフライをおすすめしないけど、やっぱりみんなにかっこよく泳げるところを見せられたらすてきですね。はじめのうちは誰もが上手にはできないから、先生の言うことをよく聞いて「ドルフィンキック」をマスターして下さい。

元・オリンピック水泳選手:長崎 宏子 先生

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