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スキーをすべる時、かたい雪とやわらかい雪、どっちが早くすべることができますか?
(小3・男の子)
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かたい雪の方が、早くすべる事が出来ます。何でかというとスキーの板がやわらかい雪の上にあったときはズブズブとうまってしまいますよね。うまるという事はスキーの板にブレーキがかかってしまっているんです。かたい雪の上はスキーがうまりません。だからスキーにブレーキがかからないからスイスイすべる事が出来ます。
ちなみに、みんながひとつ良くかんちがいする事があります。かたい雪の上で転んだ時と、やわらかい雪の上で転んだ時どっちがケガしやすいと思う?
こども:かたい雪?
じつはね、かたい雪はよくアイスバーンといわれますけど、スピードを出してすべる時はかたい雪の方がケガがないんです。というのは、君はスキーで転んだ事ある?
こども:何回も・・・。
うん、転ぶ事ははすかしいことじゃないよ。チャレンジせいしんのあらわれだからね。やわらかい雪の上で転ぶとスキーがささってしまったり、手がうまってしまったり、ゴロゴロと転がるでしょ。かたい雪の上で転ぶとスーと流れるでしょう。だからやわらかい雪の上で転んだ方が実は、ケガが多いんです。ですから、骨をおってしまう子供達は、だいたいがやわらかい雪の上で転んでいます。
たしかに、かたい雪の上だとスピードが出てブレーキがあまりきかなくなります。スキーの角の「エッジ」を上手く使うしかありません。これはもう練習するしかないですね。ただ、やわらかい雪の上が危ないこともあるといっても、スピードを出すと浮いた感じで滑れるので気持ちいいと思います。ぜひ、チャレンジしてみてね。
元ノルディック複合選手・スポーツキャスター:荻原次晴 先生
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