スポーツ
Q. すもうで勝って、しょうきんをもらうときの手のサインはどのような意味があるのですか? (中1・男)
A.

すもうのしんぱんの「行司(ぎょうじ)」さんは、おすもうさんがとりくみでかったときにしょうきんをわたすよね。そのとき、おすもうさんは、みんないきなり手をのばしてもらったりせず、手でなにかのサインをします。やりかたは、小さく空手(からて)チョップのように「左・右・まん中」と3か所、手をうごかします。これは、くわしくは「手刀(てがたな)をきる」というんですね。ではなぜそのようなことをするのでしょうか? それは、すもうにはむかしから3人の神さまがいるという言い伝えがあるんです。ですからその3人の神さまにたいして「どうもありがとうございました」というかんしゃの気もちをあらわしているんですね。じゅんばんに「左の神さま」・「右の神さま」・「まん中の神さま」とお礼をしているのです。これは、「お金をもらってありがとうございました」ではなくて、すもうの試合に勝てたことにたいして「神さま、どうもありがとうございます」と3人の神さまにお礼をしているんですよ。


元小結・舞の海 先生 先生
[戻る]