スポーツ
Q. どうやったら逆上がりができるようになりますか? (小1・おとこ)
A.

今はどこまで上がる?

こども:半分も上がらない

じゃあたぶん体が伸びちゃってるんだろうなぁ。逆上がりは、体をそったり伸ばしたりしたらだめなんだよ。体ごと丸〜くちっちゃ〜くなることが大事なんですね。
あと、勢いをつけようとして頭を振ると、アゴが上がっちゃって頭が後ろに落ちちゃうから、出来るだけアゴを胸の方に持ってくるの。「アゴをしめる」っていうんだけどね。そうすると出来るようになります。
でも、もっといい方法があるんだ!キミは「逆立ち」したことある?

こども:あるけど、後ろに何かがないと出来ない

うん、それならね、壁に向かってでもいいし、横でおとなの人に支えてもらってでもいいし、もっと言うと、ざぶとんやフトンを下に置いて、手だけじゃなく頭も使った逆立ちでいいから、とにかく逆立ちしてごらん。
そうするとね、「逆さまになるってどんなんだろう」っていう感覚がわかるようになるの。例えばさ、逆立ちしてて「足をもっとこっちに」って言われて、自分ではその通りにしたはずなのに足が反対に動いてたり、ってことがあると思うんだよ。
そういう、逆さまになった感覚がわからないでいきなり逆上がりをしようとしても、何がなんだかわからなくなっちゃうんだよね。だから、逆立ちでお父さんとジャンケンをしたりして、自由自在に自分の足を動かしたりすることで、まず「逆さま」という感覚を覚えて下さい。
それがわかるようになったら、さっき言ったようにアゴをしめて体を丸〜くすれば回れるようになると思うよ。最初は誰かに助けてもらってでもいいから、何回もやってごらん。
そのうちに、「こうすると回れるかもしれない」というコツが分かってくると思うんだ。くれぐれもケガしないように気をつけてね。
元オリンピック金メダリスト・森末 慎二 先生

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