スポーツ
Q. オリンピックで聖火に火をつけて走るのはどうしてですか? (小2・おとこ)
A. 僕もこの間、地元の岡山で、長野オリンピックの聖火ランナーをつとめて来ました!聖火はね、最初は、オリンピックが始まったと言われているギリシアのアテネという所で太陽の光線を集めて火を付けます。
それから飛行機で日本に持ってくるんですよ。ただ飛行機の中では、火をぼうぼう燃やしてしまうと危ないから、カイロみたいなところでくすぶらせて、火種を持ってくるんです。
日本に来てからアルコールランプみたいなもので火を付けて聖火リレーをするんです。初めて聖火リレーが行なわれたのは、1936年の第11回ベルリン大会でね、7カ国を3000人で10日間かかって運んできたんだって。
1カ国だけでやらないで、いろいろな国を通って、みんなで受け渡しをしてオリンピックを盛り上げていこうということなんだよね。オリンピックっていうのは平和の象徴(しょうちょう)で、いろんな国の人がスポーツを通して友達になろうという大会だからこういうことをするんですよ。
元オリンピック金メダリスト・森末 慎二 先生
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