スポーツ
Q. 野球は何で9人でやるようになったんですか? (小4・おとこ)
A.

実はね、一生懸命調べている人がいるんだけども、はっきりしたことはわからないのね。
野球というゲームが始まる前に、今もあるけれどイギリスにクリケットというのがあって、それが起源かなっていう人もいれば、「いや、そうじゃない。野球は初めから野球だった」っていう人もいるわけ。

だけども、野球っていうゲームを考えた人は、どうもアメリカ人らしいの。
歴史的に振り返ると「ベースボール」の前に「ラウンダース」っていうゲームがあるの。野球のゲームをやりだした頃は、11人で守ってたの。で、今のソフトボールみたいにバッターの近くから、ボールを下からああやって投げてたの。で、バッターは注文してよかったの。

「ぼくは高いところが好きだから、高いところに投げなさい」ってね。

だから、打つまでやったゲームなの。で、このときは内野5人、外野4人で守ってたの。でも、これじゃあどうも時間がかかりすぎるっていうんで、人を減らしだして、9人になったのが、1864年ごろ。
このときピッチャーの長さとそれぞれ守るところも決まったんですよ。だからコンピューターも何もない時代にあのポジションみんな決めたんだよ。すごいと思わない!あれが8人だったらヒットばかりでて、ゲームが長くなりすぎて面白くならない。11人いたらアウトばかりになるから、またこれも面白くない。
だから9人が一番いい配置だったんだね。


野球解説者・衣笠 祥雄 先生
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