いきもの
Q. よく雲を見ます。黒い雲の時があるのですが、どうして黒いのですか? (小3、男の子)
A. 森田先生:入道雲はご存じですか?
男の子:はい。
森田先生:入道雲の色は何色ですか?
男の子:もちろん真っ白です。
森田先生:入道雲の下に行ったことはありますか?
男の子:ないです。
森田先生:実は入道雲の真下は真っ黒なのです。
男の子:エッ!
おねえさん:あんなに上は真っ白なのにですか?
森田先生:そうです。遠くの方で見ていると白いのですが、その雲の下に入ると真っ黒になります。入道雲と真っ黒の雲は一緒なのです。なぜ黒いかと言いますと、太陽の光は色々なものを反射すると白くなって、反射できなくなってしまうと真っ黒になってしまいます。遠くの方で見ている雲は光がそこにたくさん当たって白く反射していますが、下に行くと雲がものすごく分厚いので、太陽の光が届かないのです。部屋の中で電気を消したら真っ暗になるのと同じです。
おねえさん:へ〜。
森田先生:雨というのは雲の分厚さと関係がありまして、薄い時はあまり降りません。分厚いと大雨になります。大雨になる時は雲が凄く分厚いので、光が届かない。黒い雲の時には大雨になるということです。
柳田先生:太陽の光が上から来るからそうなのですね。
森田先生:そうです。
おねえさん:雨が降っている雲も雲の上から見たら白い雲なのですね。
森田先生:真っ白です。入道雲と一緒ですから。

お天気キャスターの森田正光 先生

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