いきもの
Q. どうして天気予報の人は空を見ないでも天気が分かるんですか? (4歳、女の子)
A. おねえさん:あしたの空を見れないのに天気がどうして分かるのかなって思ったのかな?
女の子:うん。
森田先生:天気予報はよく見る? 好きかな?
女の子:うん。
森田先生:天気は色々変わって面白いよね。空を見ていると色んな雲が出たりとか分かるよね。大昔の人、千年ぐらい前の人はいつも空を見ていたわけ。空には「こういう雲がでるから、あした雨かな」とか「夕焼けだからあした晴れるかな」と思っていたの。そういう時代が長かったんだけど、今から300年ぐらい前から気温や空気の圧力、気圧というんだけど、そういうのを観測してみたらどうだろうとなって、測ってみるようになったの。そして機械で測ることを覚えたわけ。普通、暖かいとか寒いとか言うだけだけど、どのくらい暖かいのかを数字で表したの。きのうが13℃できょうが15℃ならきょうのほうが2℃暖かいと分かるでしょ。機械で測っていなかったら、なんとなく、きのうより暖かいぐらいしか分からないでしょ。そういう風に機械で測るようになったら、天気は空気、空気の流れとか気圧に支配されているということが分かってきたの。
おねえさん:どう、お話分かる?
女の子:ううん。分からない。
おねえさん:4歳だもんね。
森田先生:あっ、4歳なの。4年生かと思ってた(笑)。あっ、そうか。ごめんね、もっと簡単に言うと、コンピューターって分かるかな?
女の子:うん。
森田先生:そのコンピューターの中に色々と、気温を測ったりとか調べたものが入っていて、計算すると答えが出てくるようになってるの。
女の子:う〜ん。
おねえさん:天気予報をするときは空は1回も見ないんですか?
森田先生:基本的には見ないですね。
よゐこの濱口先生:計算機って分かるかな? 電卓とか?
女の子:うん。分かる。
濱口先生:それと一緒で天気予報を見る人たちは、色々な数字を毎年毎年、コンピューターの中に入れて、あしたの天気が分かるようになったということじゃないかな。
おねえさん:その機械に入れる数字は、今まで見たたくさんのものが積み重なっているんじゃないですかね。
多田先生:例えば、温度が高いとこうなるとか、こういう温度が続くと翌日の天気はこうなることが多いよということが何となく長い間に分かってきて、機械を使って、「あしたは90パーセント晴れるぞ」とか予想しているんじゃないかな。
森田先生:そう、その通りです。
おねえさん:今は見ていないけど、元々は見ていたということみたいよ。
森田先生:そう。昔は見ていたけど、今はコンピューターが勝手にやってくれる時代がきたんだよ。
おねえさん:みんなが昔見たものを使っているということですね。

お天気キャスターの森田正光先生/東京学芸大学講師の多田多恵子先生/お笑いコンビのよゐこ 先生

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