いきもの
Q. プレートが動くから、地震(じしん)になると聞くけど、どうしてプレートが動くのですか? (小3・女の子)
A. 柳田先生:プレートというのは、大きな岩の板のことです。あつさが20キロメートルから30キロメートル。つまり富士山を10個重ねたくらいんなんだね。そのくらいあつい岩の板なんだよね。そして板の下にはドロドロにとけた岩があります。これは「マグマ」。火山がボーンとふんかした時にふき出してくるものがそうです。あれがたまった「マントル」が、地面の下にあり、それもものすごいあつさです。地球の3分の1か半分くらいのあつさかな。このマントルがグルグル動いているわけです。
プレートというのはマントルの上に乗っています。マントルの動きに合わせて、プレートもいっしょに動いているわけ。それがけっこう動くんだよ。1年で10センチメートルぐらいかな。たとえば太平洋の海の底は日本の方に毎年10センチメートル近づいてきているんです。そのせいで、日本が乗っているプレートはじょじょに曲がっているんだよね。それから山形のほうだと日本海の方から流れてくるプレートがぶつかる所があります。今回の新潟県の地震はそのせいでできているプレートの分かれ目で地震が起きたんだね。だから、プレートが動く理由は大きなエネルギーで地球の底が動いているからなんだよ。だからその上に乗っているプレート、すなわち地面も動くんだよ。

理科の先生:柳田理科雄 先生

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