いきもの
Q. 虫めがねの後ろに紙を当てて、日なたにおくとどうして紙がもえるのですか? (5さい・男の子)
A. 樋口先生:虫めがねは小さなものが大きく見えたり、光をあつめたりできる道具だよね。虫めがねにはいろいろな大きさのものがあるけど、大きなものほど光をあつめることができるし、いっしょに「ねつ」をあつめることができるよね。これは、どういうことかというと虫めがねに太陽の光があたるとその真ん中に太陽の光があつまっていくんです。あなたもお日さまに当たっていると頭やかみの毛があったかくなるよね。それと同じように虫めがねのまわりにある光があつまるとそのねつもいっしょにあつまっていって、ねつのかたまりができるんだよ。たくさんあつめればあつめるほど、ねつがあがって紙がもえてしまうんだよね。ちなみにアメリカなんかではビルぐらいの大きさのカガミのようなもので光をあつめて、いろいろ実験をしているところもあるんだよ。
もしおうちでやる時は、虫めがねでぜったいお日さまを見てはいけませんよ。それにいっしょにおにいさんやおねえさんとやってください。小学3年生になったらこの実験をやるからね。
こども:じゃあ、紙はもえるのにレンズはどうしてもえないの?
樋口先生:すきとおったものは光がとおりぬけますし、ねつもとおりぬけてしまうんです。でも、光がとおりぬけないものがあったらもえてしまうから気をつけてね。これはとってもたいせつないい質問したよ。

青山学院初等部・部長 樋口 善一 先生

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