いきもの
Q. まえ、理科の勉強で”かがみ”をつかって日光をはねかえして、光の道すじを作ったんですけど、なんで光のすじができるのですか? (小3・男の子)
A.

ひかりの道すじは見えた?

こども:はい。光のあるところから”かがみ”を使って影のほうにむけたら光の道すじが見えました。

まず光は、ふつう見えないんです。たとえば、電球から出ている光でもなんでも光は見えません。しかし、そのとちゅうに光をはねかえすもの、たとえば紙などのものを置くとその物がはねかえした光は見ることができます。部屋の中だと、“ほこり”などが、強い光をはねかえしてくれます。きみのやった実験などでは、たとえば“けむり”をたいたりするとよく見えるようになりますよ。けむりって小さな“つぶ”のあつまりだから、それに光が当たるんです。とにかくこまかい“つぶ”が空気の中にないと光の道すじって見ることが出来ないんです。
では、なぜ光そのものは見えないのか、それは光ってまっすぐ進むからなかなか目の方向に飛び込んできてくれないんです。ですから、光が自分の目の方向と違う方向に行っているとそれは見えないんですね。その時は自分の目の方向に光をはねかえしてさせないといけないから、何かものをおいていろいろな方向に光をはねかえしてさせるようにしていかなくてはいけないんですね。そうすることで、自分の目に光をはねかえさせるんです。ふだん、見えない光がみえることはそこになにかしらのものがあるからなんですよ。


サイエンスプロデューサー:杉木優子 先生

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