これは簡単そうに見えてすごくむずかしい質問。雲はね、みんな動くと思っているじゃん。でも動かないで、そこで消えてしまうのもあるんです。出来ては消え、出来ては消えしているんですね。でね、ふつうには上空の風の速さによって決まるんです。雲の高さによっても違うんです。飛行機なんかに乗るとすごいはやく動いている雲を見ることが出来ると思うんですけど、風速30メートルぐらいで風が吹いているとその7割ぐらいの早さ。つまり秒速20メートルぐらいで進みます。これを時速になおすと70キロぐらいで動いているんです。
おねえさん:今、荒川の公開生放送の会場はどよーんとした空ですが、これは雲は動いていないですか?
動いていないように見えているけど、出来ては消えをくり返していますよ。これだとだいたい時速30メートルから40メートルぐらいで動いているんですよ。これはすごく大切なんだけど、時速40キロで動いているということは1時間以内にここからだいたい40キロ遠くにいる人たちは、今の天気が起こると言うことです。だから今、40キロ遠くのほうで雨がふっていないと、この時間くらいも雨はふらないなぁと考えられます。こうやって天気予報をするんです。雲の動きって色々な流れがあるからこれって決められないんだけれども、普通は時速40キロから50キロぐらいの動き、車と同じくらいの動きになります。
お天気キャスター:森田 正光 先生
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