まず、空気てっぽうで玉を押すとどうして飛ぶのかというと、棒を押すと中に入った空気がギューとちぢまるんだよね。そうするとバネと同じように空気も元の大きさにもどりたくなるんです。その力で玉はボーンと外に飛んでいくのですね。それをぎゃくに、棒を引くと空気てっぽうの中の空気がキューとのびるんです。そうするとバネをひっぱるのと同じで、棒を引いた方に玉がひっぱられてしまうです。ポイントは、空気はのびたりちぢんだりするということです。ちぢめればのびようとするし、のばせばちぢもうとします。空気の中にバネがあると思うといいんじゃないかな。
空想科学研究所 主任研究員:柳田 理科雄 先生
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