いきもの
Q. 地球と宇宙のあいだにボールをおいたら、ボールは地球におちてきてしまうのですか? (小5・男の子)
A.

地球のいんりょくがおよぶひろさは、およそ地球から100万キロメートルです。それよりそとがわになるとこんどは太陽のいんりょくのほうが大きくなります。だからボールがまんなかにういているというのはとてもむずかしいのです。それに、地球はものすごいスピードで動いています。地球が太陽のまわりをまわるスピードは一秒間に30キロメートルにもあるのです。そこにボールをおくのもむずかしいなぁ。ただ、もしボールが地球におちてきたらまっすぐにおちてくると思います。そうしたらボールは、地球の空気とぶつかってもえてしまいます。そのボールの大きさがソフトボールとかバレーボールとかの大きさならば、すぐもえつきてしまうけれど、そのボールの大きさが10キロメートルぐらい大きなものだったら、もえつきないで地球の地面までとどくでしょう。じっさいそういうこともむかしおこっていて10キロメートルぐらいの星が6500万年前にメキシコのユカタン半島というということころにおちてきて、当時いた恐竜がいなくなってしまったということがあります。だから、あまり大きなものが地球にくると地球にすむ生き物によくないことがおこるのです。そういうことをおぼえておいてください。


宇宙科学研究所:的川 泰宣 先生

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