いきもの
Q. カミナリはどうして黄色いのですか? (6歳・男)
A.

たしかにカミナリがおちてくるときにギザギザと光る「イナズマ」は、とおくから見ると黄色く見えます。カミナリの温度はだいたい10000度以上あるのではないかといわれています。太陽(たいよう)が6000度ですから、太陽よりもカミナリのほうが温度が高いのです。そうするとほんとうは「青白い光」にみえるはずなのです。それがとおくのほうのイナズマをみると黄色く見えてしまうでしょ。それはなぜかというと、とおくに光がとんでいくあいだに、青白い光はとちゅうの空気にぶつかってとおくまでとどかないのです。その点、黄色い光は青よりとおくにとどきやすいので、キミの目にとびこんでカミナリが黄色く見えるのです。だから、ぎゃくにちかくでイナズマを見ると青白い光になりますよ。もし、カミナリを見たとき、そのカミナリが青白かったら、それは自分のいるところから近いところにカミナリが落ちたということになります。おぼえておいてね。


気象予報士 大野 治夫 先生

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