いきもの
Q. どうして天気予ほうのお兄さんになろうと思ったのですか? (小3・おとこ)
A.

うわぁ、「お兄さん」だって。ありがとう、うれしいな(笑)。ぼくは人にお話をするのが大好きなんです。 それでテレビのお仕事をしているんですけれども、むかしは、天気予ほうは気象庁(きしょうちょう)というところが発表した予ほうしか、テレビやラジオで言うことができませんでした。

ぼくが天気予ほうをはじめたころも、お天気せんもんの人が書いた文章をもらって、それをおぼえてしゃべっていました。
でも、やっぱり人間というのは、自分が思ったことを自分のことばでしゃべっているのが一番気持ちいいんだよね。

そのうちに、天気予ほうもだんだん自由になってきて、「気象予報士(きしょうよほうし)」というしかくをとると、自分で予ほうを出してもいいようになってきたんです。 そうなると、いろいろな人の天気予ほうが出てくるようになってきました。
たとえば「気象衛星(きしょうえいせい)ひまわり」ってあるよね。あのひまわりから送られてくるデータも、むかしはせんもんの人だけがそのデータを解説(かいせつ)することができました。
でも、今は、自分なりのことばで、もっとわかりやすくおもしろく雲などの様子を伝えられるのです。だからぼくは気象予報士になりました。

小学生のときは、すいりしょうせつにはまっていたので、探偵(たんてい)になりたいと思ってました。 天気予ほうも、しょうこを集めたり、雨をふらせる犯人はだれ、とかすいりするから探偵とちょっとにてるかもね。
というわけで、いろいろと自由になってきているし、とても楽しいお仕事だと思っています。


お天気キャスター 木原 実 先生

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