きびしいなぁ。キミはどっちだと思う?
こども:へっちゃうとおもいます。
そっかぁ。たしかに、アメリカなどの天気予ほうがすすんだ国では、テレビ局ごとに「ウェザーキャスター」という人がいて、自分たちで予ほうを出しているんですね。
だから、1年間ずっと当たらないようだと、お給料がへったり、「クビ」なんてこともあるそうです。
こども:木原さんはどうですか?
日本も「気象予報士(きしょうよほうし)」というしかくができて、自分たちだけの予ほうを出せるようになったのですが、しかくができてからあまり時間がたっていません。
だから、ひとりで予ほうができる広さは、まだ東京23区ほどのせまいところだけなんですね。日本全国となるとひとりでいくらかんがえても時間がたりません。
ですから、どのテレビ局の天気予ほうも、気象庁(きしょうちょう)の予ほうをわかりやすくせつめいしていることがほとんどなのです。
ときどき、気象庁とはちがう予ほうを出しているテレビ局もありますが、それは大きな「天気予ほうをする会社」におねがいしているんです。
それでも、元のデータはやっぱり気象庁からもらっているので、大きなちがいはありません。
そういう会社には、たくさんの気象予報士の人がいて、とても頭のいいコンピューターもありますが、それでも予ほうをはずすこともあります。
それがあまり多いようだと、少しお金をへらされるなんてこともあるみたいですね。
だからこれからは、予ほうがたくさん当たる会社は、高いお金をはらわないと予ほうしてくれなくなるなんてことが出てくるかもしれませんね。
日本テレビお天気キャスター 木原 実 先生
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