いきもの
Q. 雨がふりそうになるとカエルが鳴くのですが、カエルは雨がふるのがわかるのですか? (小4・おんな)
A.

カエルが天気のことをわかるかといえば、ぼくはわからないと思います。キミは「カエルがなくと雨がふる」と言っていたけど、じつはカエルはしょっちゅう鳴いているんですね。

だから本当は、「カエルに雨がふるかどうかわかる」のではなくて、ぼくたちがなんとなく「カエルがないたから雨だな」と思っているわけです。カエルは、陸の上と水の中のどちらにも住むことのできる「両生類(りょうせいるい)」という動物の仲間です。

とはいっても、陸に出るときは、皮ふがぬれていなくてはいけないんですね。だから、雨がふる前のしっとりとした空気がうれしくてゲロゲロとなくんだ、という人もいます。でも、ぼくは、「ここはぼくのなわばりだぞ」って鳴いてたりすると思うんだよね。お天気とはあまり関係がないのではないかと思うんです。

ただ、お天気についてのこういった言い伝えはほかにもあります。たとえば、「あさニワトリが鳴いたら晴れ」。でもニワトリはよく鳴くでしょ。「茶柱(ちゃばしら)が立つと晴れ」というのもあるけど、安いお茶だと、茶柱は立ちやすいんですね。

でも、こういったものはたくさんあるので、中には本当なものもあるかもしれませんね。


お天気キャスター 森田 正光 先生

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