いきもの
Q. 四季より季節が多い国はありますか? (小5・おとこ)
A.

藤堂:世界でみても季節はだいたい春と夏と秋と冬がありますよね。でも、例えば赤道(せきどう)の近くにある地域は一年中夏ですし、南極や北極のように一年中冬のところもあります。日本のように、ちょうど地球のまん中あたりで、中緯度地域(ちゅういどちいき)とよばれるあたりは季節の変化が一番あるところなんですね。さらに大きな大陸の東のほうというのは、冷たい空気と暖かい空気、乾いた空気と湿った空気など、いろんな空気がぶつかり合うんですね。いろいろな季節が起きるのはそのせいなんです。

森田:それにね、実は「日本の季節は6つある」って言われてるんですよ。それはね、春夏秋冬のほかに、雨がたくさんふる時季が2回あるでしょう。ひとつが春と夏の間の「梅雨」、もうひとつが夏と秋の間の「秋雨(あきさめ)」というわけです。本当に日本はお天気の変化がはっきりしているんですね。

藤堂:こう考えてみると、日本より季節が多いところはあまりないと思いますね。お天気の変化については、世界の中でも日本はとっても変化があるところですし、面白いところなんですよ。

こども:ちょっと得した気分ですね。(一同爆笑)


日本航空運航本部・藤堂 憲幸 先生・お天気キャスター・森田 正光 先生

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