いきもの
Q. 海の波はどうしてなくなることがないの? (小3・女)
A.

お風呂の中にザブンと入って、手をバシャバシャすると波が立つでしょ。実は、海の波もあれとまったく同じなんです。誰かがバシャバシャとやっているから波が立っているんですね。

じゃあ海の場合は誰がバシャバシャやっているのでしょうか?それは「風」なんですね。強い風がブワーッと吹くと、その風が海の水をバシャバシャするんです。

で、風も強く吹いたり、弱く吹いたりするよね。例えば台風の時なんてものすごく風が強くなるでしょ。そうすると海もバシャバシャとかき混ぜられて、波が強くなります。じゃあ、逆に風が吹いていないときはどうなるか。実はね、地球上では風が吹いていないことはないんだ。どこかで必ず吹いているの。

例えばハワイに行くと、サーフィンやる人がいっぱいいるでしょ。あのハワイの波はなんと南極から来ているんです。南極の方でものすごい嵐があって、その嵐が海の水をバシャバシャとやります。その波がハワイにまでやってきているんですね。

だから地球のどこかで風が吹いているし、その風が続く限り、海の波は立ち続けるんだよ。


お天気キャスター・森田 正光 先生

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