おんがく・え・ずこう
Q. なんで楽器はあるのですか? (6才、女の子)
A. おねえさん:どんな楽器を知っているのかな?
女の子:バイオリンです。
おねえさん:習っているの?
女の子:うん。
おねえさん:すごいね。青島先生、分かりますか?
青島先生:はい。多分、昔は「楽器」というのは無かったと思うんです。でも、人間が歌う声が、音楽をやっている「楽器」だったの。例えば、私が出せる音は、♪ドレミファソラシドレミファソ(どんどん高く声を上げる)♪ぐらいまでしか出せません。で、それ以上高い音というのは人間は出ないの。
で、その音域を超えるため、人間の声の高さを超える音を出すために楽器はあるの。あなたの習っているバイオリンは一番低い「ソ」から始まって、ものすごい高い「レ」か「ミ」ぐらいまで出せるの。でも、一番低い「ソ」の下の音は無いの。それより下の音は「ビオラ」という楽器があって、チェロはもっともっと低い「ド」まで出るの。それでも無理な場合は「コントラバス」とういもっと低い音を出す楽器があるの。
ですから、音の高さをたくさん出すために楽器があります。それと、音色というのがたくさんあるんですよ。例えば、ピアノの音色、あたながやっているバイオリンは柔らかな音色、フルートの音色だったりとか色々な音色を出すために楽器が作られたんですよ。

作曲家でピアニストの青島広志 先生

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