おんがく・え・ずこう
Q. 口笛の音程はどうやって変えればよいのですか? (小2、女の子)
A. おねえさん:口笛は吹けますか?
女の子:吹けます。
おねえさん:今、吹けるかな?
女の子:(電話越しに口笛を吹く)フュー♪フュー♪
おねえさん:これ以外に他の音も出したいんだね?
女の子:はい。
青島先生:私、音楽の先生なのに口笛は吹けないんですよ。なぜかというと、私が子供の頃は口笛を吹いてはいけないと言われていたんですね。おばあちゃんから口笛を吹くと夜、ヘビが出るよと言われていたの。だから、口笛を吹けないんですよ(笑)。でも、音を出す方法が増えるから、口笛を吹けることはすばらしいんですよ。それで音程を変えるということは歌を歌うのと同じなの。例えば、歌で「ソ、ラ、シ、ド」と歌うように、口の中でも「ソ、ラ、シ、ド」と口の中の筋肉を段々と強くして口笛を吹くの。じゃあ、この音を口笛で出してみましょう。どうぞ。(スタジオのキーボードで「ソ」を弾く)
女の子:フュー♪
青島先生:じゃあ、続けて…(「ソ、ラ、シ」とキーボードを弾く)。
女の子:(キーボードの音に合わせて)フュー♪フュー♪フュー♪
おねえさん:(音が)上がった、上がった。
青島先生:そう。だから、今は「ソ、ラ」はできていたの。もう少し、口を締めれば、「ソ、ラ、シ」と音が出るようになりますよ。また、ゆるめていけば音程も変わります。だから、唇の中の筋肉を強くしたり弱めたりすれば、音は出ます。口笛は歌とは違って声帯とは関係ないと思います。

作曲家・ピアニストの青島広志 先生

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