おんがく・え・ずこう
Q. バイオリンはどうやって弾くの? (小6・女の子)
A. 千住先生:バイオリンはそんなにむずかしくないんですよ。バイオリンは木で出来た箱に4本の糸をくっつけて音を出しているんですね。4本の糸はそれぞれちがった音がします。この4本の糸をきれいに音がひびくように音の高い低いを自分で決めるんです。自分で決めた後は左指でおさえて、音を作っていくんです。むずかしそうに見えるんですけどとて もかんたんです。ぜひ始めてみてね。
杉木先生:そう、指でおさえることによって糸の長さをかえているんですね。さっき「きれいに鳴らす」とおっしゃっていましたが、これはその木の箱と糸の長さをじょうずにちょうせいしているわけです。
千住先生:バイオリンはバイオリンをこする弓の方にまつやにをつけて、こすって音を出しているんです。ひいていてとても楽しいですよ。ぜひ、やってみて下さい。あごのところにバイオリンをつけて音をだすんですけど、バイオリンの音が体の中から出てくるようになるんです。バイオリンが自分の体のように感じてとても楽しいですよ。
杉木先生:箱のない楽器というのは音があまり出ません。ですから、バイオリンについた糸の音だけではとても小さい音しかしません。それを木の箱の部分で大きくしてあげるんですよ。
千住先生:最近では音の出ないバイオリンなんて言うのもでています。ご近所の方に「うるさい」なんて言われないように、音のあまり出ないバイオリンというのがあるんです。

バイオリニスト:千住 真理子 先生/サイエンスプロデューサー:杉木優子 先生

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