おんがく・え・ずこう
Q. リコーダーのゆびが上手じゃないんです。どうしたらいいですか? (小3・おとこ)
A.

リコーダーには、3つむずかしいところがあります。

  • まずひとつめは、キミが言ったように「指がうまくうごかない」ということ。指をうまくうごかさないと音がかわらないからたいへんだよね。
  • 次は、「指で穴をうまくおさえられない」ということ。穴がちゃんとおさえられていないと、「ピィ」という変な音が出ちゃうんだよね。それでびっくりしてあわてちゃって、指をうごかすことをわすれちゃうんです。「穴をきちんとていねいにおさえる」、これも大切です。
  • そしてさいごに「うまく息をふきこめない」ということ。フエって口で息をふきこんで音を出すでしょ。人によっては、きゅうに強くふいちゃったりするんです。そうするとこれまた「ピィー」とへんな音が出てしまいます。そうすると、さっきといっしょで、音にびっくりして手がわからなくなって、自分がなにをやっているのかこんがらかっちゃうんだよね。
  • だから練習は、この3つを別々にゆっくりやるといいんですよ。 それとね、知っておいてほしいのは、「そもそもリコーダーがかんたんな楽器(がっき)ではない」ということです。小学校でみんな習うから「すごくかんたんなんだ」とお父さんお母さんも先生も思っているみたいだけど、うまくふくのはとてもたいへんなことなんです。それにね、同じリコーダーでもひとつひとつクセがちがうんです。「ピィ」という音が出やすいものとかもあるんですね。だからキミのリコーダーがどんなクセをもっているかを知ることも大切なんだよ。少しの時間でもいいから、フエを手に持っていてください。そうすると、楽器と仲良くなることができます。がんばってね!


    歌手・タケカワ ユキヒデ 先生

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