お姉さん:ヒサ先生の絵を見たことがあるの?
こども:うん。じょうずだなと思った
ありがと〜♪でも、たしかにむずかしいよね。恐竜は今はいないわけだから、動物園に行って実物を見ながら写生するとかできないしね。じゃあね、恐竜じゃないものをかいた時はどう?じょうずにかけた?
こども:最初はじょうずだと思ったけど、後からへただと思った。
そう!絵がうまくなるいちばんのコツは、自分の絵が下手だと思うことなんだよ。自分の絵を見ながら、「ツメのあたりがうまくないなぁ」って思うと、一生けん命になるでしょ。そうするとだんだんうまくなっていくの。
それとね、はじめのうちは恐竜だけじゃなくて、ゾウさんだとかイヌだとかお父さんとかお母さんとか、自分のよく知っているものをかいてごらん。そうするとあとでよくかけたかどうかわかりやすいでしょ。
それと、恐竜はお手本がないからどうしてもほかの人の絵を見てしまうけど、その前に博物館や写真で恐竜の体の骨をみて、たとえば「手の骨はどういう風になっているか」、「足はどのような骨か」をみてみるの。そうやって見ていくと、「足の骨がこうなっていると、足はこうやって曲がるんだな」ってわかるようになります。
まとめると、「絵をもっともっとたーくさんかくこと」と「骨を見たりすること」、これをたくさんしていくといい恐竜がかけるようになると思いますよ。
イラストレーター・ヒサ クニヒコ 先生
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