おんがく・え・ずこう
Q. 楽器のマリンバはどこで生まれたんですか? (小2・おんな)
A.

マリンバを演奏したことある?

こども:音楽でおむすびころりんを弾きました

実はね、うちにもマリンバがあるんだけど、大きくて置くところに困っちゃうのよ。
でもいい音がするよね。
で、マリンバがどこで生まれたかというと、どうやらアフリカで生まれた楽器みたいなんだ。
その後アメリカの方に渡っていったりして、ちょっとずつ形が変わってきて今の形になっていったみたいなんだよね。
楽器ってだいたいそうなんだよ。
何か楽器は出来るの?

こども:ピアノ。

ピアノも最初は今の形じゃなくて、どんどん変わっていって、今の形になっているんだ。
マリンバをたたいた時、上は木だったでしょ。
その下に金属でできた筒が付いていたの覚えてる?

こども:はい。

ああいう風になったのは、アフリカからアメリカに渡ってからで、最初はね、なんとヒョウタンが付いてたの。
楽器ってね、面白いことに、出来上がっていく過程でどんどん音を大きくしていこうとするんだ。
そのために色んな工夫をするのね。
ピアノも音を大きくするために形もどんどん大きくなっていって、コンサートで使うようなグランドピアノのように大きくなったのね。
マリンバも同じで、「シロフォン」っていうマリンバの筒が付いてないもの、つまり普通の木琴のことなんだけど、あれはあんまり大きな音がしないじゃない。
だからアフリカの人たちは音を大きくするために最初ヒョウタンを付けたんだね。
今でも外国の輸入楽器を置いているところに行くと、筒の代わりに大きさの違うヒョウタンを付けている楽器があるんだよ。
今ではそれを簡単にするために金属の筒を付けて、それで音を大きくしているんだ。


歌手・タケカワユキヒデ 先生

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